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あの後埒が明かないと言われ、鬼の事や鬼殺隊の事を教えてくれた彼。

彼は鬼舞辻無惨さんといって、れっきとした鬼だそう。

そして私は稀血の無知娘だと罵られた…なぜ故。


『私このまま死ぬんですか?』

「死にたいか?」

『いえ。死にたくはないんですけど、この世界のこともっと知りたいなって思って…。人に会えたのも無惨さんを含めて3人ですし…。あれ、無惨さんは鬼だから人に入らない?』

「こんな脳天気、食う気が失せた。」


そう言って、するりと私の頬を撫であげる無惨さん。んひぃ、冷た。


「私の所に連れてってやろう、A」

『拒否権ないし上から目線過ぎませんか…。絶対部下にパワハラだぁ…。』

「所詮あいつらは私の駒に過ぎない。死んだら作ればいいだけだ。」


無惨さん…体温のように心も冷たい。鬼だけど部下さん可哀想。







あれ、急にとんだ。さっきまで宿にいたのに。まだ話の途中だったのに。

何処からかベンベン琵琶?みたいな音がして、コロコロ部屋が変わる。


「なんだフラフラして」

『よ、酔いました…、すみません』


膝に力が入らないところを、無惨さんに支えてもらう。あっ案外優しい。


「貧弱すぎるな、A。鬼にしてもそのままだろう。」

『いや、、鬼にはなりませんよ、』

「私がその気になれば一瞬だ」

『でも、無惨さん勝手にそんな事しないでしょう?』


じっと綺麗な目を見つめれば、はぁ…とため息をつかれ横抱きにされた。あ、また部屋変わった。


「愚かだな。Aは少しは人を疑え。色々と過信しすぎだ。」

『はい…』


まあ、貴方鬼だけど(((

てかめっちゃ顔綺麗だなぁ、無惨さん。鬼って顔面偏差値高いのかな?


「さっきから顔を見て、そんなに私が貧弱に見えるか?死にそうに見えるか?」


ドサッと布団に下ろされ、上から覆い被さられる。


『いえ、顔を見ていたのは容姿が綺麗だなぁ、と思いまして。あと、見かけによらず力持ちですね。そんな姿見たら別に死にそうとは思いませんけど…』

「……A、お前はやはり馬鹿だな」

『改めて言われると傷つきますね』


何だか少し機嫌が良さそうな雰囲気だ。頭撫でられたし。




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設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨 , 転生   
作品ジャンル:アニメ
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます! (2020年4月27日 15時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´;ω;`) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます!! (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます!出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います! (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです!また宜しければ更新楽しみにしています! (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:入間 x他1人 | 作成日時:2019年10月26日 23時

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