夕日1(浅野学秀) ページ6
「学秀ー！一緒に帰ろ？」
「そうだな、帰ろう」
私達は幼馴染だ。今は恋人。小さい頃からずっと一緒にいるから、私達は互いを理解している。なんて自分で言っていいのかわからないけど、私はそれぐらい学秀が好きだし、理解しているつもりだ。3年のとき、私はE組になった。それでも学秀は差別をせず、私と一緒にいてくれた。帰りはいつも2人だ。クラスでの生活も充実していて、私は学校生活を楽しんでいた。
「それでねー！殺せんせーがさー」
「あははは！」
私はクラスメイトとワイワイ話していた。
「カエデそんなことあったんだー！おもしろー……くっ……」
突然お腹が痛くたった。私は腹を押さえた。
「……A？」
「Aさん大丈夫？」
カエデと渚が心配してくれた。
「あーごめん！大丈夫だよ！なんか急に痛くなってさー……何だろうね！」
「くっ……」
学校帰り、また痛みが私を襲った。しかもさっきより痛みが増し、激痛と化した。その激痛に耐えられず、私はしゃがみこんだ。後ろから声がした。
「それさー……放置したらヤバイんじゃない？」
振り向くと業がいた。
「大丈夫だよ！業は大袈裟だなー」
私は冗談を混じえて言ったが、やはり激痛には耐えられない。ただ、心配をかけないために冗談を混じえて言った。でもそんなことは業にお見通しされたらしく
「病院行きなよ」
と言われた。
「いいよそんなことしなくても……ガハッ……⁉」
「A！」
私は突然吐血した。
「とりあえず病院行くよ？Aのお母さんには俺から連絡しておくから」
私は業に連れられて病院に行き、検査を受けた。
業side
「業君！Aは⁉」
Aの検査終了を待っているとAのお母さんが走って来た。
「今は検査を受けてるよ。多分医者から話もあると思う。今日のA、腹痛で苦しそうだった。帰りも腹痛で……突然吐血もした。Aは病院に行くのを拒否してたけど、俺が連れて行ったよ」
俺はAのお母さんに現状とAの様子を話した。
「検査が終わりました。お母さん、先生がお呼びです」
検査士が部屋から出て来た。
「業君、今日はありがとう」
「Aのお母さん、ここで待ってていい？」
するとAのお母さんは許可してくれた。Aが心配だ。
Aside
私は先生から病名とその病気についての詳しい説明を聞いた。そして耳を疑うことを先生は口にした。思わず聞き返してしまった。
「え……先生……今なんて……」
「あと余命は3ヶ月です」
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
