縮まる距離3(磯貝悠馬)たこのライス リク ページ35
「A、昨日はごめん。1回俺の話を聞いてくれないか？」
「うん……」
俺は昨日のことを包み隠さず全て話した。
「昨日俺は、委員会が終わった後Aの元へ急いで向かったんだ。でもその途中に重い荷物を1人で持たずにいた女子がいたんだ。困ってる奴を見捨てずにはいられなくて、俺はAとの約束よりそっちを優先した。ごめんな。Aを傷つけることして……でもこれだけは言わせてほしい。俺はAと付き合ってて無理してなんかいない。Aより好きな女子なんて誰もいない。俺が好きなのはA1人だ」
Aside
私は悠馬君の話を聞いた。そんなの嘘に決まってる！なんてことは思わなかった。だって話をしてるときの悠馬君の目はまっすぐだった。ちゃんと私を見て話してくれていた。それに悠馬君は嘘をつくような人じゃない。それは今まで関わっていて、付き合っていてわかっていることだ。どうして私は悠馬君を疑ってしまったのだろう。
「……ごめん。悠馬君のこと信じていなくて……」
私は悠馬君に謝った。
「気にしてないから。こっちこそごめん」
「うんん、いいよ」
私達は互いに笑い合った。
「今日は一緒に帰ろうな？」
「うん！私も悠馬君と帰りたい！」
「その呼び方変えてくれないか？」
「え？」
突然悠馬君から呼び方を指摘された。
「Aが俺のこと君付けで呼んでるから俺、Aのこと呼び捨てで呼んだらいけないのかってずっと思ってて……」
「い……いや、いけないことない！私……悠馬君のこと呼び捨てで呼ぶの恥ずかしくて……」
「じゃ、今呼び捨てで呼んでみろよ、俺のこと」
「えーっと……そんな急に……ゆ……悠……馬……悠馬！」
呼べた……呼べた！悠馬が私の頭を撫でた。
「よく呼べたなA」
ちょっとした事件が、私達の距離を縮めるきっかけになるとは思いもしなかった。これを機に私達はより一層互いを信用するようになった。
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たこのライスリクありがとう！
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
