縮まる距離2(磯貝悠馬)たこのライス リク ページ34
翌朝。心が締め付けられたまま私は登校した。
「おはようA！ん？どうした？なんか元気なくねえか？」
前原君に声をかけられた。
「私……フラれた」
「……は？」
私は前原君に昨日あったことを全て話した。
「そんなことがあったのか⁉でもあいつそんな奴じゃないと思うぜ？あいつもAのこと好きだしよ」
「私……悠馬君に無理させちゃったのかも。別れた方がいいよね」
「ちょっ……A⁉」
「おはようA！前原！ん？Aどうした？元気ないけど……」
当たり前じゃん。昨日あんな光景見たんだから。
「悠馬君……別れよ？」
私は悠馬君に別れ話を切り出した。
「……A？」
悠馬君はなぜ？というような表情をしている。どうしてそんな風なの？
「だって悠馬君、無理してるでしょ？私と付き合ってて」
「誰がいつそんな風に言ったんだ？」
「ふざけないでよ！昨日本校舎の女の子と帰ったじゃん！しかもすごく楽しそうにしてさ！私待ってたのに！私よりその子の方が好きなんでしょ⁉」
私はそれを言い残して教室から出て行った。涙を流して。
「A！」
と悠馬君が呼び止めるのを聞かず……
磯貝side
「何でAあんなことを急に……」
前原から 全てを聞いた。昨日のことは……
「はぁ⁉Aが誤解してんのかよ⁉」
前原に昨日のことを全て話した。
昨日、委員会を終えた俺はAが待っている校門前まで急いで向かった。その途中、重い荷物を持っていた女子がいた。本校舎の女子だった。その女子が1人ではそれらの荷物を持てずに困っていた。それを見た俺はその女子の荷物を家まで一緒に持って行ったということだ。
でもそれをAは俺が浮気していたと誤解していたという。これは俺に責任がある。Aを傷つけてしまった。だからちゃんと話さなければいけない。
「A、話したいことがある。ちょっといいか？」
昼休みに俺はAに声をかけた。
「……うん」
Aは渋々ながらも俺についてきてくれた。俺は誰もいない外にAを連れて行った。
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
