カフェオレ(浅野學峯)たこのライス リク ページ17
主人公設定 浅野A
・學峯の奥さん
・學峯が私塾を開いていたときの話です
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私の夫は完璧超人。特に教育のことにまっすぐ。一言で言えば教育バカ。わざわざ塾を山の上に開いて、生徒を伸ばすには打ってつけな場所だと言う。今日は日曜日。塾は休みで、一緒に家にいる。それでも學峯さんは机に向かってたくさんの参考書を読んでいた。きっと生徒さん達を伸ばすためだろう。この人の努力、能力、情熱には本当に頭が下がる。私は彼にはとてもじゃないけど、敵わない。でも、私にできることだってある。學峯さんの様子を見て、切がついたであろうときに声をかけた。
「學峯さん、カフェオレ入れましょうか？」
「あぁ、すまない。頼むよ」
「はい」
私はカフェオレを入れた。きっと疲れているだろうから、甘いカフェオレにした。そして今日は寒い。温まるように、少し熱くしておいた。
「はいどうぞ」
「ありがとう」
私は學峯さんにカフェオレを出した。そして私自身も學峯さんの前にある椅子に座って向かい合った。
「Aは何かいらないのか？」
學峯さんが私に聞いた。
「いえ、私は何もいりませんよ」
「……Aは嘘をつくのが下手だね。私に遠慮しなくてもいい。私が入れるよ」
「……じゃあ、お言葉に甘えてお願いします」
學峯さんはそう言って席を立ち上がった。
「はい、カフェオレ」
「ありがとうございます」
學峯さんは私にカフェオレを出してくれた。私達はカフェオレを飲んだ。
「今日のカフェオレは甘いね」
「えぇ、學峯さんが疲れているのではないかと思って」
「ありがとう」
私もカフェオレを飲んで気づいたことがある。
「私のカフェオレも甘いです」
「Aが疲れているかと思ってね」
「ありがとうございます」
學峯さんの気遣いが嬉しかった。更に學峯さんが言った。
「いつもありがとう。きっとAは自分が思っている以上に疲れている。家事だけでなく、私にも気を遣ってくれる優しいAだからね。たまには休むことも大切だよ」
「いえ、私はそんな……學峯さんこそお疲れでしょう？教育のことだけでなく、家では私に気を遣ってくれる。學峯さんのお言葉、そのままそっくり返します」
すると學峯さんは笑った。
「そうかもしれないね……そうだ、今度の休日は旅行でもしないか？互いに疲れを取ることが大切なようだからね」
「はい！」
學峯さんと過ごす日々は今日のカフェオレのように甘く、温かい。
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たこのライス、リクありがとう！
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
