僕の刃1(潮田渚) ページ15
渚side
僕には今、好きな人がいる。その人は同じクラスの人だ。でも、僕なんかとは比べ物にならないぐらい輝いている人。名前は片瀬Aさん。頭も良く、運動も出来て、おまけに美人。身長は170cmあって、そのルックスからスカウトを受け、七瀬南という名でモデルをやっている。最近は仕事が増え、ファッション誌の表紙を飾る程。女子が見るファッション誌でAさんを見ないことはない程に___それが原因でE組行きになったらしい。それでもAさんはモデルをやめない。僕はどうしてやめないのか聞いてみた。
「だって私、その仕事に誇りを持ってるから」
あぁ、やっぱりすごい人だ。僕には敵わない程。Aさんは僕なんか視界に入ってないんだろうな。そう思うと悲しいけど、Aさんへの思いが変わることはなかった。
「渚〜何見てんの〜？」
「ヒィッ！業！」
業が僕の視界にいきなり入ってきた。
「ヒィッ！ってひどくね？まぁいいけどさ。またAさん見てたの？」
業にあっさり見破られていた。
「うん……」
「渚はAさんのことず〜っと好きだからね〜」
「業……ニヤニヤするのやめよっか」
僕はニヤニヤしている業に言った。それに続けて業に言った。
「でも……僕なんてAさんと釣り合わないよ。Aさんは僕の手には届かない高嶺の花だから……」
すると業は一瞬黙り込んだけど、口を開いた。
「そうかな〜？俺は渚ならAさんを堕とすことができると思うけど……なんせあーいう手使って茅野ちゃんを」
「あーあーあー！」
それ以上業の言うことを聞きたくなかったから、僕は大きな声を出した。
「ちょっと最後まで聞けって！まぁ、せいぜい頑張りなよ、渚にしかできないこととかやってさ。じゃあねアサシンさ〜ん！俺帰るわ！」
業は言いたいことだけ言ってさっさと帰った。僕にできることか……
帰り道。僕は1人歩いていた。Aさんのこと、このままじゃ嫌だ。でも、僕なんかにできるだろうか？あれこれ考えていると
「何よ、何か用なの？」
と聞き慣れた声が聞こえた。声が聞こえる方に走って行くとAさんが数人の不良に絡まれていた。
「よー南ちゃ〜ん！俺ら南ちゃんのファンでよ〜、サービスしてくんねーかなぁ」
そう言って不良はAさんの腕を引っ張り、連れ去ろうとしていた。
「何よ！」
Aさんは不良の手を振りほどいた。でも
「何だお前！おい、やれ」
不良達がAさんに襲いかかった。
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
