My sister(浅野学秀) ページ31
主人公設定 浅野A
・学秀の妹
・中1
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学秀side
「お兄ちゃーん！」
両手を大きく広げてこちらにやって来る無垢な天使。その小さな天使は僕の元に着くと、僕に抱きつき、僕を見上げた。その上目遣いがさらに天使を可愛くさせる。
「お兄ちゃん大好きー！」
いつものこの光景、いつも聞く同じ言葉。でもうんざりはしない。僕の可愛いたった1人の妹だから。寧ろ何度でも聞きたい。
「僕も大好きだよA」
僕がこう言って高い高いするとAはさらに笑顔になって喜んでくれる。そして僕にこう言った。
「A大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるー！」
とにかく妹が可愛い！ずっとこんな日が続いてほしい！
そんな僕の願いは当然叶わなかった。それどころか___
「ただ今A」
僕は今中学3年生。今年入学したばかりのAだけが家に居る。
「……」
しかし返答はない。リビングに入るとソファーに寝転がってスマホを弄っているAがいた。何だかイライラしてきた。
「A、お帰りの一言ぐらい言ったらどうだ」
「……」
こう言ってもAは無視する。
「A！」
「あーうるせー！黙れせーとかいちょーサマがよ！」
Aが反論した。
「お前兄に向かってなんという口の利き方をする⁉」
「知らねーよ！大体私はあんたの妹になりたくてなったんじゃねえよ」
「はああ⁉」
いつからこんな生意気で口の悪い妹になったんだ。僕はAにこう言ってやった。
「そうか。では僕もAの兄になりたくてなったわけではないというのだな。だがなAは昔こう言ってたぞ。『お兄ちゃん大好き！』とな」
「はああ⁉なわけねえだろ！」
反論するAが面白かったからさらに僕はこう続けた。
「こうも言っていたぞ？『大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる』ともな」
「なっ⁉嘘だろ⁉」
Aが動揺し始め、あわあわとしている。そんなAも可愛い。なんて思ったり思わなかったり……
「ふっ、さっきまでの威勢の良さはどこへ行った？いい気味だな」
「ふざけんな！お前なんか元々大っ嫌いだわ！」
そう言ってAはリビングから出て行った。そんなAの顔が赤くなっていたのは僕だけの秘密としておこう。
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皆様お久しぶりです。受験が近いのでしばらく更新停止させていただきました。久しぶりに書きたくなったので書かせていただきました。やはり浅野君の物語が1番に思い浮かぶ……(･_･;
そして相変わらずの駄文……
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青葉 わかな(プロフ) - はるさきさん» ありがとうございます！感想と応援のお言葉をいただけると励みになります。更新のペースは遅めですが、更新するよう努力します！ (2018年5月2日 22時) (
レス) id: 8eec3ac39a (このIDを非表示/違反報告)
はるさき - 初めて読ませていただきました。カルマくんのところが特に…、応援してますね。 (2018年5月2日 18時) (レス) id: 3eeb183c96 (このIDを非表示/違反報告)
青葉 わかな(プロフ) - たこのライスさん» ありがとう！文才もクソもないけど…笑笑ほぼほぼ私の妄想の塊で業と学秀に至っては暴走だよね笑笑 (2017年12月16日 17時) (レス) id: 2a2fac34a3 (このIDを非表示/違反報告)
たこのライス(プロフ) - やっぱり良きや… (2017年12月16日 14時) (レス) id: c6b7c44c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青葉 わかな | 作成日時：2017年8月25日 15時
