あなたの妖怪ウォッチ ページ9
「__とりあえず、またひとり妖怪が見える人が増えましたねぇ」
『また?』
「はい、また」
『またってことは、他にもいるの?』
「そうだよ〜!俺以外にも沢山」
『……へぇ』
(妖怪が見えるなんてすごい。)
「そういえば、ウィスパー。 Aちゃんに妖怪ウォッチはあげないの?」
「そうしたいところですが……」
ウィスパーはん〜っと考え、口をパクパク動かした。
「Aさんは妖怪ウォッチがなくても見える気がします。」
「ウィスパーまたデタラメ言ってるニャン」
「はあ!? デタラメなんかじゃございません!! 本当にAさんは見えそうでうぃす」
『ええっと……?』
「わかりましたああああ!!!」
『うわあ!?』「ウィスパーうるさい!」「うるさいニャン」
「すみません……! もしかしてAさん霊感あります?」
(霊感?)
『んんっと…。小さい時に何回かオバケ見たことがあるよ』
「やはりっ!」
(それがどうかしたのかな?)
「ウィスパー''たまには''当たるんだね」
「ケータきゅん、たまにはとはなんですか!」
『それと、妖怪ウォッチに何か関係が?』
「ごく稀に、霊感がある方は妖怪が見えるんでうぃす」
『え!?そうなの?』
「そうでうぃす」
『えっと……じゃあ私が小さい時に見たオバケも?』
「ん〜、どうなのでしょうか?」
(それは分からないのね……)
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作者名:ここな | 作成日時:2024年3月26日 16時