白いアザレア【妖怪ウォッチ】 (ページ6)

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赤い猫と白い妖怪。ページ6

『えっと…？』

「これが妖怪だよ！」

『……妖怪』

妖怪って河童とかそういう感じじゃないの？なんか可愛らしい見た目。

『あなた達は？』

「わたくしは、ウィスパー。妖怪執事でウィス！」

「オレっちジバニャン！よろしくにゃーん！」

『ジバニャン……ウィスパー…。ええっと、よろしくね』

意味分からない状況ではあるが、一度飲み込むことにする。

『ところで羊って？』

「羊じゃありませんっ！執事です！」

『あぁ、ごめんね？えっと執事ってお手伝いさん的なのよね？』

「その通りでウィス！」

「でも、執事っぽくないけどね！」

「ちょ、ケータきゅん！！！」

(け、ケータきゅん…)

なんだか、ケータが妖怪を見せてくれてからケータの表情が明るくなったような気がした。

「ところでA」

『なあに？ジバニャン』

「ケータのこと助けてくれてありがとうニャン！」

『全然！当たり前のことをしただけよ。』

「ケータくんとは違い優しいですね、Aさん」

『優しいだなんて…』

「ちょっとウィスパー？？」

ケータくんはどこからかハリセンを持って来て、ウィスパーのことを叩いた。

『ちょ、ケータ！？』

「いつもこんな感じニャン」

ジバニャンがなんとなく説明してくれると、納得するしかなかった。

『そういう感じなのねっ……』