チョコケーキ ページ32
「それよりこれ、なんだ?」
作ったチョコケーキを指さす。
『チョコケーキです』
「チョコケーキか……美味そうだな」
『食べますか?』
「いいのか?」
エンマ大王様の目がキラキラと光る。
(意外と子供っぽい…)
可愛いと思ってしまったけど、これは私だけの秘密。言ってしまったら完全に殺られる。
そう言うと、ケータ達も終わったのか、私達の方へ来た。
「Aちゃん終わったよ〜!ってエンマ大王!」
ケータの目がぱちくりと動く。
「ぁ、エンマ大王様っ!こんなところで…」
土蜘蛛さんや大ガマさんは頭を下げる。
「エンマ大王はこんなところで何してんの?」
「お、ケータじゃないか。俺の話をしてる声が聞こえたから来てみたんだ」
「へぇ」
『ケータとエンマ大王様は知り合いなの?』
「うん!俺とエンマ大王は友達なんだ!」
『えぇ!すごい…!』
こんなに権力のある人と、どうやって友達になったんだ……
「クッキー作り終わったぞ」
大ガマさんが話す。
『うん!こっちも作り終わったよ。紅茶出すから皆食べよっか』
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作者名:ここな | 作成日時:2024年3月26日 16時