エンマ大王様 ページ31
そうして、私達は無事にお菓子作りを開始できた。
『後これをトッピングするだけっと！！
オロチさんもキュウビさんも出来る？』
「馬鹿にするな。私は妖Tubeで登録者数100万人いるんだ」
『え！？そうなの！？ってことは料理系の動画を出してたり？』
「あぁ。この前は大王様と焼きそば対決をしたものだ」
『大王様？誰それ。』
「「！？」」
集中してトッピングをしていたキュウビさんもオロチも驚いたような顔をし、固まった。
「君、大王様をご存知ないのかい！？」
『え？うん。』
「ま、まさか……そんな人が居るなんて…」
『だから大王様って誰よ〜！』
？「呼んだか？」
後ろから聞いた事のない声がし、振り返る。
そこには、金髪の男の子がいた。
『えっと…、あなたは？』
「俺を知らないのか？」
『え？はい』
「俺はエンマ大王だ」
『エンマ大王！！！？？？』
今、エンマ大王って言った？？
こんな小さい男の子が？
『え？今エンマ大王って…』
「あぁ、そう言った」
『へぇ……でもこんなに小さい子がエンマ大王様なんですか？』
「こう見えてもう60歳以上なんだが…」
『え！？！？おじいちゃん！？』
そう言うと、エンマ大王様は私にデコピンをした。
『痛ったぁ…！なにするんですか！』
「お前、面白いな」
『へ？』
「名前なんというんだ？」
『Aですけど……』
「Aか…、よろしくな」
『ぇ、はい…』
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みなさん、Aちゃんにデコピンしまくりですね(^^)
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作者名：ここな | 作成日時：2024年3月26日 16時
