初めてのチューとは ページ25
「それより、Aさんはチューしたことあるんですか？」
ウィスパーが私に聞く。
『……ないですけど…』
「「「「ええぇええ！？」」」」
『……え？なに？』
「こんな美しい人でもしたことがないのかい！？」
多分、この人がキュウビだろう。
『私まだ中三だし…』
「ちゅ、中三だと！？」
「吾輩達は小娘に何を聞いたんだ…」
『なっ！？小娘って酷いよ土蜘蛛！』
「ははっ冗談だ。お主はいい反応をしてくれるからからかいようがある」
……土蜘蛛さんったら、私の事すぐからかう。
『ほんとやめてよね』
「はぁ、僕達の前でイチャつかないでくれるかい？」
『い、イチャついてなんかありませんっ！』
「大将〜、そろそろ決着を…！」
「はっ！すまない」
「今回はお前、Aに決めておらおう！」
大ガマさんは私を指し、こう言った。
「では、Aは初めてのチューほっぺかおでこ何処がいい？」
『ええっと……』
(((((ほっぺ、ほっぺ…！)))))
(((((おでこ、おでこ……！)))))
『んんっと、口がいいかも…///』
「「「「「「「ぇぇえええええ！？！？」」」」」」」
私がそう言うと、皆驚いた顔をした。
「な、なんとあのような場所にするとは……！！」
「は、初めてのチューだぞ！？」
『っ〜...///』
私を含め、皆顔を真っ赤にした。
『うぅ、早く帰りたいっ…』
「Aも良く言えたニャンね…」
『だってみんなが言えって言うからぁ…』
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作者名：ここな | 作成日時：2024年3月26日 16時
