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過保護な妖怪達 ページ22
『__って感じなんだけど……。嫌な思いさせたらごめんなさい』
「お主、無理をするな」
『……無理にしてなんかないよ。』
「顔が引きつっているぞ?」
『…えっと、これは……違くて』
私が事情を説明しようとした時、土蜘蛛と大ガマは私を囲うように抱き着いた。
『えっと……ふたりとも?』
「無理をするなと言っただろう、A」
大ガマがそう言うと、私の目から涙がポツリと流れ始めた。
『……ふたりともっ……ありがとう』
「はあ、お主は無理をしすぎなんだ。嫌な時は嫌とちゃんと言うんだ」
『…うん、頑張る…』
「俺は時間がある時ならここ手伝えるからな」
『……え?』
「吾輩も、いつでも手伝える」
「なんかあったらすぐ呼べよ?」
『ふたりとも……ありがとうっ!』
私は2人にお礼をし、外も暗くなってきた為、今日はお店を閉めることにした。
(俺がずっと一緒にいてあげたい……)
(吾輩は彼奴にとって必要な存在になる…)
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作者名:ここな | 作成日時:2024年3月26日 16時