白いアザレア【妖怪ウォッチ】 (ページ19)

今日:52 hit、昨日:4 hit、合計:2,165 hit

あなたの相方ページ19

今日は休日でとても暇だった。せっかくだからおばあちゃんが経営する喫茶店でも手伝おう。

『おばあちゃん、今日は私も手伝うよ』

「本当かい？無理しなくていいんだけど…」

『無理なんかしてないよ。今日はそういう気分なの』

私とおばあちゃんは交代をし、私が接客をしてから数十分。

大ガマさんともう一人、特徴的な髪型をした人が来た。

今はお客さんはいない。これであの人達と話せる。

「A久しぶりだな」

『大ガマさんこんにちはって…昨日会ったばかりじゃないの。』

「こんなに美しい女子とどこで出会った？」

「ははっ！そうだろう？Aとはなぁ……」

(美しい……うん、聞き間違えだな。)

『えっと……。あなたは？』

「自己紹介が遅れてすまない。吾輩は土蜘蛛。お主は？」

『土蜘蛛さん……。私は佐倉A』

「Aか…」

『はい、ところで二人はどうしてここに？』

「キュウビからここの和菓子は美味だと聞いてな」

キュウビ……？？キュウビってあの妖怪？

『ええっと、もしかして土蜘蛛さんも妖怪なの？』

「ああ、って今更か？」

『だって普通にこの店に来るものだから気づかなくて』

「ははっ、お主は抜けておるな」

『なっ！？馬鹿にしてるの？』

私がそう言うと、土蜘蛛さんはもっと笑った。

「お主、抜けてて可愛いぞ」

『冗談やめて！……何にします？』

私は照れ隠しにと、メニューを決めさせた。

「それでは、これを頂こう」

『わかった、大ガマさんは抹茶パフェね。土蜘蛛さんは？』

「今言った物はなんだ？」

『パフェです。それがどうかしたの？』

「ぱふぇ……ぱふぇ……なんだそれは？」

『もしかして食べたことない？』

「ない」

『あれま。えっとパフェって言うのはね＿＿＿』

私は土蜘蛛さんにパフェの魅力について教えた。