私のおばあちゃん ページ17
(さっさと帰って勉強しないと)
私は、今いる所から家へ全力で走った。
「あら、Aちゃん。おかえりぃ」
『ただいま、おばあちゃん。勉強してくるね。』
「Aちゃん、ちょいとお待ち」
『ん?なに?』
「沢山勉強して、体調崩してもダメよ。おばあちゃんがお菓子出してあげるからおやつでもたべなさい」
『うん、そうする。ありがとう!』
私は素直におばあちゃんの言うことを聞き、縁側にちょこんと座った。
「はい、お饅頭」
『ありがとう、おばあちゃん今日お店は?』
「今日はもう閉店したよぉ、Aちゃんが心配だからね」
『有難いけどもう私中三だよ。来年には高校生になるんだからそんなに心配しなくたっていいのに』
「Aちゃんにはこれ以上無理させたくないのよ。」
おばあちゃんには本当感謝している。だけど、おばあちゃんももうおばあちゃんなんだから、無理しないでほしい。
『……そっか。おばあちゃんもね』
「ふふ、そうだね。それより今日楽しそうに帰ってきたけど、どうしたんだい?」
(そうかな?いつも通り帰ってきたつもりなんだけど……)
『えっとね、小学生の子と仲良くなってね__』
(ってやばいやばい。妖怪の事言うところだった。)
「それは良かったねぇ、いい子かい?」
『うん、とっても』
私はそれから1時間ほど話して、自室に戻り勉強を始めた。
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作者名:ここな | 作成日時:2024年3月26日 16時