42話 ページ43
Aが向かった先はキングがリオネスへ向かう前、最後に彼と話した場所
「みんな…大丈夫かな。」
近くの木に腰かけるA
？『A…？』
「この声は…エレイン？」
急に頭の中に声が流れてきた
エレ『よかった…生きていたのね。』
「うん…皆は大丈夫？」
エレ『ええ、みんな生きてる。これから、大変になりそうだけれど…』
「ねえ、私みんなの力になりたいけど…私の力じゃ足でまといだし、グロキシニア達に頼って、傷つけたくもないの…なにかできることは無いかな」
エレ『Aには森を守って欲しいの。兄さんも、私もいない妖精王の森は危険すぎるから…』
「…わかった。任せてちゃんと守るから！」
エレ『ねぇ、もしかしてグロキシニア様とドロール様は生きてるの…？』
「うん…！生きてる！生きてるよ」
エレ『そう…よかった…最期に2人の声が聞こえたんだけれど…あなたのおかげね…？』
「エレインも知ってたの？」
エレ『ふふ…じゃあね…私はもう限界が近いわ…きっとこれが最後になる…』
「エレインっ！？」
そのまま彼女の声が聞こえることは無かった
「2人に伝えなきゃ…」
立ち上がろうとした刹那
背後から声が聞こえた
グ「A」
「わぁっ！！びっくりした…ってゲラードとの愛の再会はもう終わったの？」
グ「なんスかその言い方…」
「い、いや別に…嫉妬とかしてないから！」
グ「あたしはまだ何も言ってないんスけど？」
「…」
グ「寂しかったんスね…ごめんっス」
「違う…」
頬を膨らませ、
ムスッとした顔で睨みつける
「全っぜんわかってないよばか！寂し…いのは寂しかったけど、その…2人が兄妹ですごく仲良いのは知ってるけど…でもその…なんか…近くない？」
グ「近い…？」
「…(ｺｸﾝ」
Aは無言で頷く
「だってぎゅーって…さっき…」
グ「そこっスか…」
呆れたようにつぶやくグロキシニア
その言葉の呆れ具合に悲しくなったAは俯いてしまう
「(だって…好きなんだもん…)ｸﾞｽﾝ」
グ「…///」
心の中で小さく呟いた言葉は
きちんとグロキシニアに伝わっていた
グ「ごめんっス…」
そう言うとAを包み込むように抱きしめる
「ぅ…///ううん…私もごめん…」
グ「いいんスよ。女の子は少し嫉妬深い方が逆に安心っス」
「そ、そうかな…」
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ゆきな(プロフ) - 今日見つけて読んでるんですけど、2話目の（名前）が（仲間）になっちゃってます！ (2020年11月16日 14時) (
レス) id: 57f5280136 (このIDを非表示/違反報告)
アルナラ - とっても面白いです！これからも頑張ってください！この作品を作ってくれてありがとうございます！！ (2020年3月10日 22時) (レス) id: 1f43613e20 (このIDを非表示/違反報告)
mikaera(プロフ) - 梨香さん» ええ本当ですか、嬉しい限りです(*’ω’*)頑張ります。ありがとうございます！ (2019年12月26日 7時) (レス) id: f3baeddadd (このIDを非表示/違反報告)
mikaera(プロフ) - 希汐さん» ありがとうございます(●´▽`●) (2019年12月26日 7時) (レス) id: f3baeddadd (このIDを非表示/違反報告)
梨香 - 初めまして！私もこの作品がすごく好きで、読んでいて微笑ましいです！次の更新も楽しみにしています！これからも頑張って下さい。 (2019年12月26日 0時) (レス) id: fa4873afc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikaera | 作成日時：2019年11月30日 21時
