皆の幸せの為なら悪女だろうが悪役だろうがなってやるよ

未来2 ページ3

万「確か六本木の裏道理を抜けた所の潰れたボーリング場だったな」


武「わかりました！ありがとうございます！」


万「つかさぁなんで今更あんな奴に会いたいって言い出したの？あんな最低野郎にさぁ」


え？どういう事だ？最低野郎？ひなさんの事？一体何があったんだ？


直「武道君？」


武「俺は皆救いたいんです、でも結果皆救えなかった…ひなさんは今もどこかで辛い思いをしてるかもしれないのに自分だけのうのうと幸せになりたくなんてありません」


万「そっか…タケミっちらしいや」ﾆｺｯ


武「とりあえずボーリング場行ってみます、ありがとうございました」


万「ん、全然いいよ。またなんかあったら言って」


＿＿＿＿ボーリング場にて


武「ここが……」


直「武道君。僕も中に行きましょうか？」


武「いやいい。ここで待ってろ」


ｷｨｯ


ここに本当にひなさんがいるのか？でも2年前って言ってたしもういないかも…『タケミっち……？』


武「ひ…なさん…？」


『久しぶりだね、タケミっち。12年ぶりかな？』


そこには昔と変わらないひなさんの姿があった。とても犯罪に手を染めてるようには見えないくらいキレイな人だなこの人は……


『どう？今の未来は、みんな幸せにしてる？』


武「はいっ！皆昔と変わらず馬鹿やってますよっなんでひなさんは獄天なんかにいるんですかっ！なんで皆の中に自分を入れなかったんですかっ！」


『僕がいたら皆幸せになれないと思ったからだよ。有川が来て僕の居場所が無くなった…東卍に僕という存在は必要なかったんだよ』


武「そんなことないっ！ひなさんはいつもみんなのこと支えて来たじゃないですか！なのになんで」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ


『ﾊﾊｯタケミっちは泣き虫だなぁ
そうだな…一から説明しなきゃ意味分かんないよな……有川が東卍に来て全部変わった。お前も会っただろ？有川ゆり』


ゆりってさっきマイキー君の腕に絡みついてた女の人…？


『まぁ簡単に言っちゃうと俗に言うカッターキャーされて東卍のみんなはそれを信じて僕は東卍を追い出されたって感じだなぁ』


それって長年連れ添ったひなさんより有川さんって人を信じたってことか？


『唯一信じてくれてくれたのは天竺のメンバー、半間あとは一虎とか千冬だな圭介は微妙だったけど…』


武「じゃあなんで信じてくれた人がいたのに闇に堕ちたりなんか…」

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