愛されるために来たんじゃない！！

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｢ヒョンならなんて言いますか？｣






ハンビン｢え？｣








｢僕が"シグナルセンターを代わって欲しい"って言ったらです。｣






ハンビン｢え、えっと…｣








急に質問されて戸惑いながらも答えを探すヒョン。






ハンビン｢センターはAが似合ってるから、Aにやって欲しい。何かあっても僕がサポートするよ！かな｣







予想通りのヒョンらしい回答に、やっぱりな。と思う。








｢それですよ｣



｢ヒョンは、背負いすぎなんです。｣




｢いつも自分のことは後回しで、｣




｢今だって、"センターだから上手くやらなきゃ。期待されてるから失敗出来ない"って考えてるでしょ？｣






図星を突かれたのか｢ぅ…｣と声を出すヒョン。









｢期待されるのが怖いのは、すごい、分かります。でも、それって応援されてるのと同じなんですよ｣





｢ヒョンはヒョンのままで、いつも通りで良いんです。｣




｢人のためじゃなくて、自分のためにステージに立って欲しいです。｣







ハンビン｢そっか、、そうだよね。｣





そう言うハンビニヒョンは最初より清々しい顔をしていた。




上手く相談に乗れたかは分からないけど、言いたいことは全部伝えたつもりだ。








ハンビン｢ねえA、このバトルが終わったらさ｣




ハンビン｢一緒に出掛けない？｣



ずっと言おうと思ってたんだけど、と言うハンビニヒョンは少し顔を赤くしている。







｢もちろん、いいですよ｣




ハンビン｢ほんとに！｣







そっか、このミッションが終わったら休暇が入るのか



何するか全然考えてなかった。







ハンビン｢もう予定決まってるのかと思ってた。Aは人気者だから…｣



｢そんな！ヒョンが一番乗りですよ｣




そう言うと嬉しそうに｢約束！｣と手を出してくるハンビニヒョン。







今回のミッションが最後にならないように、




次の休暇でみんなに別れを告げることにならないように、





そう願うばかりだった。

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