君のためなら ページ26
ージャンハオsideー
深夜3時頃。
ほとんどの練習生が寝静まる中、明かりのつく部屋を見つけた。
こんな時間まで、誰が練習しているんだろうと除くと
見慣れた後頭部、紫と青の練習着。
｢A？まだ起きてたの？｣
A｢ハオヒョン、！｣
｢休まないとだよ…｣
分かってるんですけど…、そう言うAの表情はとても暗かった。
｢大丈夫？｣
隣にそっと座り声をかける。
すると、ゆっくりふるふると首を振るA。
泣き出しそうなAに可愛いと心の端で思ってしまう。
ずっと平気なフリをしていた。
当たり前だ。あんな事件があって恐怖を覚えない人はいない。
見た目も大人びていてしっかり者だから気づかないだけで、Aはまだ幼い。
｢この前のは、驚いたよね。…怖かったよね。｣
体育座りのまま涙を流すAの頭を優しく撫でる。
A｢っ…うぅ、…。｣
A｢ヒョンが、来て、くれなかっ…たら｣
そう言うAの言葉の続きは想像もしたくなかった。
しばらくAの背中を摩るだけの時間が続き、ようやく静かに口を開いた。
A｢僕。アイドルに向いてないのかもしれません…。｣
その言葉に僕は｢そんな事ないよ。｣としか言ってあげられなかった。
｢Aを応援してくれてる人、沢山居るよ。｣
もちろん僕も、君の成功を心から祈ってる。
A｢そうですよね、｣
A｢クヨクヨするのは辞めます。｣
そう言うAはどこまでも真っ直ぐで強い子だ。
｢偉い。｣
｢じゃあ今日は部屋に戻って寝な？｣
それから僕の部屋までとぼとぼとついてくるA。
仕方ないから一緒に寝ることになった。
泣き疲れたのかすぐに眠ってしまったAだけど、うなされているようで汗がすごい。
やっぱりトラウマになってしまったのか、
そんなAのこれからがすごく心配だ。
僕が守ってあげなきゃ。
そう決心して彼の髪に触れる。
｢大丈夫だよA。｣
｢絶対に君の未来は明るいから、｣
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ぬぬう(プロフ) - ぴさん» 自己満すぎてすみません^^;内容変えようと思ったんですが、思ったより皆さんの反応が良くて良かったです´`* (7月3日 23時) (
レス) id: 8744f24d2c (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - すごいビックリした展開だったんですけど、更新楽しみに待ってます🫶🏻 (7月2日 2時) (レス) @page25 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬう(プロフ) - 高梨アヤメさん» ありがとうございます！作ったばっかりでよく確認してませんでしたㅠㅠ (6月22日 15時) (レス) id: 8744f24d2c (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月21日 17時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬぬう | 作成日時：2023年6月21日 10時
