届きそうで届かない ページ18
ーマシューsideー
グループ分けも終わって、一旦一段落が着いた夜。
みんな緊張感から解放されて思い思いに過ごしていた。
部屋が変わったばかりだけど、大半が既に馴染んでいる。
廊下を歩くと、しりとりをしている部屋や、大きな歌声が聞こえる部屋。
筋トレをとにかくしている部屋や、勉強をしている部屋など、開け放たれたドアから中の様子が伺える。
僕はその中でもお目当ての部屋へ入った。
あまり入りたくなかったけど、この部屋に用があったのだ、
クム/テレ｢｢さらにしじゃ〜〜〜｣｣
ファニ｢うぉ〜〜ぉお〜〜！！！！｣
｢｢あはははは！！！！｣｣
とにかく人口密度が高い上にうるさい。
そんな中に仲間のピンク色のパジャマを見つける。
｢ハオヒョン！ここに居たんですね｣
ハオ｢ん〜？メテュや、？｣
良く来たね、と言うヒョンだけど別にここがヒョンの部屋という訳でもない。
そして僕はハオヒョンに用があった訳でもない。
｢Aは〜？｣
ハオ｢ここだよ〜｣
そう言われヒョンの居るすぐそこを見ると、
｢よく寝れるな〜…｣
こんなにうるさくて電気も着いてて人も沢山居るのに、この人はお構い無しにすやすやと寝息を立てている。
僕はオールスターに昇格出来たから、その後の練習はずっとAと一緒だった。
たくさん話すことが出来たけど、やっぱりセンターに選ばれた3人の方が一緒に居ることが多くて、
今だってハオヒョンを抱き枕みたいにして寝てるA。
いつの間にこんなに仲良くなったんだろう。
そうやって、少し羨ましく思ってしまう。
だんだんと人も少なくなって、静かになった部屋。
ごめん、今日ここに居るから。そう言うハオヒョンに｢分かりました｣と返す。
何で僕はあの場所へ行けないんだろう。
そう思いながら歩く廊下はいつもより、ずっと長く感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 624人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬぬう(プロフ) - ぴさん» 自己満すぎてすみません^^;内容変えようと思ったんですが、思ったより皆さんの反応が良くて良かったです´`* (7月3日 23時) (
レス) id: 8744f24d2c (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - すごいビックリした展開だったんですけど、更新楽しみに待ってます🫶🏻 (7月2日 2時) (レス) @page25 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬう(プロフ) - 高梨アヤメさん» ありがとうございます！作ったばっかりでよく確認してませんでしたㅠㅠ (6月22日 15時) (レス) id: 8744f24d2c (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月21日 17時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬぬう | 作成日時：2023年6月21日 10時
