ある日の紫と、 ページ12
「ふっか」
『ん、何？』
「どいて」
『……何でだよ！』
たまに、そういう気分になることだってある。
ミスった！とまではいかなくても何となく上手くいかなかった気がすることだってあるし、そう言う時に限って切り替えれないし。
「どいてほしいの」
『や、俺今、ちょ、いてえ』
「ふっかがどいてくれないから」
『こういう時はふっかぎゅってして〜って言うんじゃないの？』
「そこまではいい」
『あ、うん』
なんて言えばいいのかわからなくて「どいて」なんて言ったけど、ほんとはそこまでしなくて良かった。
ちょっとソファのスペースを空けてくれたらそれで良くて、でも空けてくれないから肘置きとふっかの間に無理やり入る。
「……ん」
『何がやだったの』
「ねえ私が子どもみたいな言い方やめて」
『俺よりかは子どもじゃん』
「……別になんかやだったとかじゃないし」
『あら、』
『じゃあ俺出来ることなくね？』と笑うと、軽く自分の方にもたれさせる。
「あるよ」
『うん、何？』
「言わないけど」
『恥ずかしいから？』
「うるさい」
『辛辣すぎ』
別にどうしてほしいとか、そんなんじゃなく。
とりあえずこういう時はふっかっていう決まりが私の中であった、何でかは知らないけど。
あれかな、ばかなこと言ってるから諸々ばからしくなってくるのかな。
「……ねえ髪の毛崩れちゃう」
『また直せばいいじゃん』
「ふっかが直してくれるの？」
『あ〜、それは無理』
じゃあその撫でてる手を退かしてと言う気は湧いてこないから不思議なもので。
「……ふっか今にやにやしてる？」
『怖、何でバレてんの？』
「うざい」
『だって嬉しいじゃんこんなん』
……喜ばれても、な。
「私何でこういう時ふっかのとこ来るんだろ」
『俺のこと好きなんじゃない？』
「冗談は顔だけにして」
『いやだから辛辣なんだって』
この人といると、眠たくなる。
「ふっかみたいな目になっちゃうよ」
『普通に眠たいって言いな？』
「起こしてくれる？」
『気が向いたらね』
次に私が目を開けるのは、自分の上にかかった黒いジャージが退けられる時なんだろう。
その時は、ちゃんと「ありがとう」と言えるのだろうか。
向『距離どうなってるん、なあ』
目『…ね』
ラ『めめ顔しんでる！』
宮『あれふっかも寝るね』
佐『そんでAになぜか怒られんだよ』
岩『阿部写真撮ってきて』
阿『ふっかは？』
渡『Aだけで大丈夫です』
すのちゅーぶ【10問10答】新メンバー意識調査！なぜかあの人も参戦！？→←ある日の桃と、
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ざりがに(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます〜！楽しみつつ頑張らせていただきます！美紀様もお気をつけて……！ (2021年4月4日 0時) (
レス) id: 6288c05c26 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年4月2日 19時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざりがに
| 作成日時：2021年4月2日 18時
