下克上クラス (ページ12)

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11話忠犬みたい？ページ12

凛はまっすぐな目で仁に聞いた
自分のことをどう思うかと
「別にどう思って… すげえなとは思うけど」
仁は思っていたことを正直に言った
「なんでだ？」
凛は不思議そうな顔をしていた
「だってあんな大人数を従えてるんだろ？しかも皆信用してるしな凛のこと」
それを聞いた凛は少し嬉しそうな顔で呟いた
「そうか…」
そして仁は凛に聞いた
「お前は信じてもらってるって感じなかったのか？」
凛は赤面しながら仁に話した
「少なくとも美希と優里は好意を持ってくれてるなとは思うけど…ほかの奴らは本当に私に付いてきてくれるのか心配なんだ… いつか私のことなんて捨てて離れていくかもしれないからなもしかしたら美希も優里もいなくなるかも… そんなこと考えるだけで怖いんだ」

仁はその話を真面目に聞いていたが
周りは授業等を始めている所もいたので仁達は教室に戻りながら話すことにした
「お前信頼されてるか心配なのか？」
凛は仁の問いに黙って頷いた
「馬鹿なこと気にすんだな」
仁は笑って言った
それに凛は怒った
「馬鹿なことってなによ！私は本気で心配してんのよ！？」
意外と怒ってきたから仁は少したじろいだ
「ご、ごめんでもさー俺が見てるなかじゃあお前は信頼されてると思うけどな普通に考えてみろ信頼されてないようなやつがあんな人数従えるか！そんなこと気にしてるってあいつらが知った方が失望すんぞ」
凛は満足したような顔をした
「よく考えればそうよね… ありがとこれで決心したよ！」
仁は不思議そうな顔をした
「決心？何の決心だ？」
そして凛は仁より少し小走りで前に出てこう言った
「私あんたに着いてくよ！忠犬みたいに！」
凛は満面の笑みで言った