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『……ただいまなのじゃ〜』
家に帰ると誰もいない。
それが我輩の日常じゃ…
でも、我輩は寂しいなどとは思わぬ。
消太兄には、感謝しておるのじゃ…
親戚でもない我輩を引き取って面倒を見てくれておる…
我輩の両親は、ヒーローじゃった。
でも、5年前…我輩が小学4年生の時に、敵に殺られ殉職。
その時は、訳が分からないまま時間が過ぎていき、通夜のときに親戚が集まり我輩をどうするかなどの話をしていたように思う……皆、我輩を他のものに押し付けようとし、見てて心苦しかった。
それが何日か続き…3日目の最後のお葬式の時、両親の知り合いでお葬式に来ていた消太兄が我輩を真っ先に引き取ってくれると言ったくれた。皆、我輩を邪魔者扱いする中、消太兄は我輩を受け入れてくれたのじゃ…
それが、どんなに嬉しかったか…
だから、我輩はわがままを言ってはいけないのじゃ！消太兄に迷惑がかからぬよう、過ごすことが大事じゃ！
掃除や洗濯、料理などもできるようになったから、いつもゼリー飲料しか飲んでない消太兄のお世話係をする…
それが我輩が考えた恩返しのようなものじゃ！！
『……あ、そういえば…今日の飯はどうするかのぉ…』
『…肉じゃが………食べたい……よし、肉じゃがじゃ！！
材料買ってくるかの〜！』
・
「お！莉心ちゃん！買い物かい？おまけするよ〜」
『八百屋のおばちゃん！うーん、今日はじゃがいもと人参、玉ねぎくださいな！』
「了〜解！…これ、おまけね！」
『おお〜トマト！！ありがたいのじゃあ〜！』
「ん"ん"！！…可愛い！孫にしたい！！」
「あ、莉心ちゃん！？肉いるかい！？安くするよ！！」 「…くそ、肉屋のジジィめ…」
『肉屋のおじちゃん！豚バラ肉ちょーだい！』
「おう！豚バラね！いっぱい入れとくからね！おまけな！」
『ありがとうなのじゃ！』
それから他にも必要なものを買い、家に帰った。
・
『…ただいまなのじゃ…』
「おかえり、莉心…」
『！…消太兄、帰っていたのか！？』
「ああ、用事も済んだからな、今日は早く帰れた。」
『そうなのか…、晩飯は…食うじゃろ！？消太兄どうせ昼はゼリー飲料しか飲んでいないのじゃろうから…ちゃんと飯を食って栄養取らぬとダメじゃぞ！』
「………お前は、俺の母親か…まあいい。食う…」
『了解した！今から作るから待っててほしいのじゃ…』
「…………手伝う…」
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ミルクレープ - キャラ崩壊してて面白いです！夢主ちゃん愛されてますねーwこれからも頑張って下さい！ (2018年10月16日 19時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
御野桃紅(プロフ) - 怠惰な強欲さん» わあ！嬉しいです！こちらこそ見てくださってありがとうございます！！ (2018年1月8日 13時) (レス) id: 05274665cb (このIDを非表示/違反報告)
怠惰な強欲(プロフ) - この作品ほんとすきです！応援してます！頑張って下さい！ (2018年1月8日 12時) (レス) id: 3ead34adf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御野桃紅 | 作成日時：2018年1月5日 18時
