新たな世界で【リレー小説】 (ページ16)

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15話 by紅月藍　ページ16

秋山君の提案で三人ずつのグループでここを探索することになった。

「本っ当に、あの先生なんなの？ここまで他人を信用できなくなったの初めてなんだけど.....」

「これが冗談だったらマジでタチ悪いよなぁ」

「というかあの犬...らしきもの...は何だったんだ？」

「やめてよ、言霊とかあるんだよ？」

さっきから後ろに何か気配を感じる。信じたくないけどまさか.....

「お前は.....いつぞやの犬！いや。、犬なのか？藍、聞いてみてくれないか？」

いきなり何を言い出すのだこの部長まあ先生が揺さぶりをかけるために魔法で出したなら言葉が通じないとも言い切れないが.....
まあマジの妖獣でも言葉は通じるはず。

「あの.....仮にそいつが言葉を理解していたとしても日本語が通じるとは限らないんじゃ.....」

「とりあえず英語でいいだろう！」

私の英語の成績を知って言っているのか！最高でも３だぞ！日本から出る予定無いしいいじゃん！もういいや、持てる英語力で何とかするしか.....

「えと、はろぉ。ぼんじゅーる？ぐーてんもるげん！」

「日本語でいいですよ」

「なんなのもう！」

日本語でよかったんじゃん、指示した部長といえば後ろで笑っている。覚えとけよ。
しかもその犬は飛んだ。跳んだんじゃなくて飛んだ。大体２、３メートルだろうか本当に何なんだアイツ
しかも、
「お願いです、話を聞いてください」
とやけに真剣な顔で言った。

マジで何なの？