7話 by四辻 孝之 ページ8
「ふふっ、私が魔法を使って呼んだんですよ」
何言っているんだ、この人は……
魔法?そんな全く証明されていないことを信じるなんて馬鹿なのか?
格好と鈴蘭たちと一緒にいることから、恐らく教師だろう。なのに、そんなことを信じてしかもそれを生徒たちの前で言うなんてどうかしている。
「は?何馬鹿なこと言っているんだ。そんな訳ないだろ!生徒たちの前でそんなこと言うなんて恥ずかしいと思わないのか!?」
「あら、怒らせちゃってごめんなさい。でも、嘘じゃないですよ?ほら」
その女はよくわからない呪文を唱え出した。するとたちまち辺り一面に色とりどりな花たちが咲き出した
な!?どうしていきなり……まさか魔法なのか……?でもそんな非科学的なこと起こるはずが……
ほとんどみんなが驚いていた。当たり前だ。あんなの目の前で見せられたら、誰だってこうなる。
「信じてくれました?それとも何かトリックがあるとでも言います?」
言う人は誰一人としていなかった。
「ふふっ、信じてくれたようですね。ねぇ、皆さん。前世のこと思い出していないんですか?」
は?前世?また馬鹿なことを言い出した。前世を覚えている人などいるはずがないだろう。
俺の予測通り、みんな困惑している。いきなりそんなこと聞かれると思うはずないからな。
「皆さん、困惑してますね。それに思い出していないようなので、私が説明しますね。
私たち10人がここに来た経緯を」
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作者名:新たな世界で参加者一同 x他7人 | 作成日時:2019年10月18日 18時