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第32話 ページ32

案内された
窓側の席に着くと

静かな空間に 落ち着くどころか
なんだかソワソワしてくる。



目の前に座る五条さんは
頬杖をつきながら

ほい、と私にメニュー表を差し出す。




「…あ、ありがとうございます。」




メニュー表を見ると
どれも値段が高く 一人暮らしの私には
少し、いや かなり痛い予定外の出費。

まあでも こんな経験滅多にできないし
たまには良いかな。





いつもなら オフィスで
隣同士で座ってるから

こうして 正面に座ることなんて中々無くて



この場の空気と相まって
なんだか心臓がうるさい。

相手が五条さんだから尚更かもしれない。



俯いていた顔を上げて
一度 窓の外に視線を移し
気持ちを落ち着かせる為に景色を眺める。

向こう側に 自分がいつもお弁当を食べてる
公園が 小さく見えた。





はあ、
私にはこんなに高そうなカフェじゃなくて
会社近くの公園が落ち着くよ、本当に…

お弁当 作って来れば良かったな





ちら、と目の前の彼を見ると
頬杖をついたままの彼が 私を見ていた。




「あっ…」



その大きくて綺麗な瞳に見つめられるのは
未だに慣れない。

彼の薄い唇が 弧を描いてふっと笑う。





『何?また見惚れちゃった?』




いや、考えてみたら
先に見ていたのは貴方の方ですけど…




「先に見てたのって
五条さんの方…ですよね?」




恐る恐る口を開くと
は? と返ってきたので

面倒な事になると思い
" …何でもありません " と視線を逸らす

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プスメラウィッチ - 五条悟と結ばれて欲しいです。 (2021年5月12日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
Ca(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして(^ν^)コメントありがとうございます。どちらと結ばれるかはまだ決めておらず、迷っています。ありがとうございます、これからも頑張ります。 (2021年5月9日 20時) (レス) id: ca48c59f75 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月9日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ca | 作成日時:2021年5月6日 23時

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