第30話 ページ30
優しく、でもしっかりと 手を握られて
冷たかった自分の手が
彼の手の温度で段々と温かくなる。
すれ違いざまに
女性達に振り向かれて
噂されてる事なんて気づかないぐらい
人混みをどんどん通り抜けて行く
大きな背中に 呼び掛けた。
「五条さん
さっきはありがとうございました」
五『ん、』
さっきの場面が蘇ったのと同時に
" 人の彼女に何してんの? "
あの言葉が 頭に浮かんだ。
「あの でも彼女って…」
そう言うと彼の肩が
ぴくりと少しだけ動いたような気がした。
五『ああでも言わなきゃ
また面倒くせえ事になんじゃん、』
確かに。
直ぐに納得して
それと同時に 臨機応変に対応できる彼に
ちょっとだけ感心した。
私の手を引き、
どこまでも進んで行く彼の背中を見上げながら
ただ導かれるまま
人混みの中を進んで行った。
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プスメラウィッチ - 五条悟と結ばれて欲しいです。 (2021年5月12日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
Ca(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして(^ν^)コメントありがとうございます。どちらと結ばれるかはまだ決めておらず、迷っています。ありがとうございます、これからも頑張ります。 (2021年5月9日 20時) (レス) id: ca48c59f75 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月9日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ca | 作成日時:2021年5月6日 23時