第14話 ページ14
夏油さんが一旦席を外し
このデスクの島では 私と五条さんのふたりきり。
他の営業さん達はお酒を飲みに出ていたり
向こうのデスクには
まだ仕事をしてる営業さんもいる。
事務員さん達が次々と定時で帰る中
頼まれた書類がまだ片付かないまま
必死に文字を打ち込み続ける。
もっと効率よく正確に仕事が出来たら
こんな事にならずに済んだのかな、
入社した時からそうだった。
どうやら私は ぼーっとしてるように
見えるみたいで。
" もっと速く正確にできないの？ "
" 話聞いてる？ "
" ちゃんと理解できてる？ "
叱られる時は 大体いつも
こう言われ続けて来た。
自分ではちゃんと聞いてるし
理解も出来てるつもりなんだけどな。
まあ、理解するのには
人よりも少し時間がかかるけど。
『今日も残業？』
隣のデスクで 頬杖を付いて
画面上のデータの統計を取ってる五条さんが
眠そうに欠伸をして
私を横目に見た。
「はい、」
『それ、さっきの女に頼まれたんだろ』
女、って…
その言い方少し失礼だと思いますよ。
そんな本音を飲み込み、
" はい、そうです。 " と画面に向き直す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - 五条悟と結ばれて欲しいです。 (2021年5月12日 13時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
Ca(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして（＾ν＾）コメントありがとうございます。どちらと結ばれるかはまだ決めておらず、迷っています。ありがとうございます、これからも頑張ります。 (2021年5月9日 20時) (レス) id: ca48c59f75 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月9日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ca | 作成日時：2021年5月6日 23時
