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今日だけで、様々な出来事が起こった。
そのせいで、心身共々ズタボロだ。
「疲れたし、寝るか」
大体22時頃。
部屋の電気を二燭光に変え、布団に潜ればすぐさま睡魔が襲ってきた。
・
『やぁ、会うのは二回目だね』
『はい?私、貴方に会った事なんてありませんよ』
『アハハっ、そんな冗談やめてよね!』
私の目の前でゲラゲラ笑うのは、黒の衣装に包まれた謎の男。
おかしな事に、『会うのは2回目だ』なんて寝言も言ってる。
ただ、見覚えのある髪色をしていた。
黒のフードからチラチラ覗いてる青い髪。
身近にいる。
『ねぇ、これ言うのも2回目なんだけどさ、この顔に見覚えはない?』
『ある訳無いでしょ……えっ、真波…くん?』
『正解〜!』
黒のフードがズレた時、顔が見えたのだ。
その顔は紛れも無く、真波山岳の顔だった。
『…本当に真波くんなの?』
『正確に言えば違うかな。あ、時間切れみたいだね。じゃ、またね〜』
・
息苦しい感覚で目が覚めた。
身体中に、冷や汗をかいてベトベトだ。
「っはぁ……今、何時?」
時計を見れば、背筋が凍ってしまった。
現在の時刻__0時過ぎ。
吸血鬼が行動を終える時間だ。
そこで私は全てを悟った。
吸血鬼の正体は、真波くんだと。
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ポカリ - え!?まっ…って所で終わっちゃったから、最新、マジで頑張ってください!! (2019年4月6日 22時) (レス) id: b4c93d8d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:carrot*ana x他1人 | 作成日時:2017年11月2日 7時