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7 Side
拓弥と別れ、1人で駅まで歩く。
電車で通学しているけど、生憎方向が同じ人が全くいない。
駅のホームでスマホをいじりながら電車が来るのを待っていると、
『…あれ？太陽くんだ〜』
背後から、聞き馴染みのある声。
7「え…、A？」
『1人なの？たくちゃんは？』
7「拓弥は先に帰ったで」
『ふーんそっかぁ』
拓弥に言われたことがふっとよぎる。
…こんなに早く会うとは思ってへんかったから、正直少し焦る。
7「Aは？海と一緒やなかったの？」
『んーん、海はバイトがあるから先に帰ったよ』
7「そか」
あ、呼び捨て…。
全然気にしてなかったことが、今になって意識しすぎてる。
…写真見ただけやのに。
7「……単純」
『？
なんか言った？』
7｢え？
あ、なんでもないで、気にせんで」
頭ん中でぐるぐる考えてたら、思わず声に出てしもた。
『太陽くん、百面相してたよ。
なんか悩み事？』
まさか、Aのとこで悩んでたんやで、なんて言えるはずもなく…
7「なんもないで？ちょっとぼーっとしとっただけ」
『そう？
なんかあったらすぐ言ってね！』
7｢…うん。ありがとう」
その会話の後、少しの沈黙が流れる。
なんとなく気まずい空気を察し、重い口を開く。
7「…Aってさ、海のどこが好きなん？」
『…え？』
俺自身、なんでこんなぶっ飛んだ質問が開口一番に出てきたのかわからない。
やけど、どこか気になってたんは確かやし、知りたい気持ちは大きかった。
7「あ…ほら、海から聞いたかもしれへんけど、俺Aたちが付き合ってるって今日知ったからさ」
『あぁ…なんか言ってた
気づかなすぎだよ太陽くん』
7「ごめんごめん…」
言い訳がましいかなって思ったけど、少し俯きながら微笑むAが、なんかいつもと違ってみえて、慌てて顔を逸らした。
『…海の好きなとこでしょ。
頭がいいとこ、かっこいいとこ、優しいとこ』
『でもそれより、A自身が海といて楽しいって思ったし、一緒にいたいとも思った。本当に心の底から好きって言えるのは海しかいないなって思ったから』
『…なにこれ恥ずかし
これ絶対海に言っちゃダメだよ？』
7「…わかっとるよ
誰にも言わへん」
真剣な眼差しでありつつ、どこか幸せそうな雰囲気をまといながらそう話してくれたA。
…本気で海が好きなんやってすごい伝わる。
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なぎ(プロフ) - まるさん» 大変申し訳ございません。確認の上、解除致しました。こちらの確認不足で不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。 (2018年12月20日 6時) (
レス) id: 8a4cbf7c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる - それでなくてもオリジナルの新着には二次創作が溢れかえっています。違反作品をこれ以上増やさないで下さい (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とか言う軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方ない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴやな | 作成日時：2018年12月20日 0時
