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2｢…あ、Aちゃん！｣
『海先輩！
お疲れ様です』
予想通り拓弥先輩と祐基先輩から逃げられる訳もなく、話が終わって帰ってきた海先輩に一緒に帰ろうとお誘いして、今に至る。
…ホントに心臓出てくるかと思った。
海先輩は他の部員より後に着替えに行ったから、校門で待ち合わせていた。
普段ネクタイまでしているけど、今はそれを取ってシャツの第1ボタンを開けている。
…かっこいいなぁ。
2｢ごめんね？寒かったよね｣
『いえ！大丈夫です！
私こそ、ごめんなさい急に誘っちゃって…』
2｢全然、それは嬉しいからいいんだけど…
珍しいね？Aちゃんから誘うなんて｣
嬉しい…って、思ってくれてるんだ。
『あ、えっと…、もっと海先輩と仲良くなりたいなぁと思って…？』
我ながら言い訳が苦しいと自信を持って言える。
2｢疑問形？笑
まぁ俺は十分仲良いと思ってるけどね｣
『え？！いやあの、そういうわけじゃ…』
2｢…ごめんごめん冗談笑
Aちゃんおもしろくてつい笑｣
海先輩にからかわれた…
からかわれたのに目の前で笑ってる姿を見ると全部許せてしまう。
…重症だな私。
『…帰りましょう海先輩』
2｢うん笑
Aちゃん寒くない？マフラーとかなくて大丈夫？｣
『あ…、はい！』
歩き出す前に海先輩にそう言われて、マフラーを教室に置き忘れたことを思い出す。
確かにもう日も暮れて、正直寒い。
でも迷惑かけられないし…
2｢ホントは？｣
『え？』
2｢マフラー、いつもはしてるでしょ？ピンクのやつ｣
『…知ってたんですか？』
2｢帰り部室から見えるからさ笑｣
海先輩が見ていてくれてたことに驚きを隠せない。
なんか…、変な気分。
『実は…教室に忘れちゃって』
2｢そうだったんだ。
…でもさ、Aちゃん｣
『っへ、』
海先輩の手が伸びてきたと思ったら、私のほっぺたに触れた。
2｢顔めっちゃ冷えてるよ。
寒いんでしょ？｣
『…あ、はい…』
勢いで答えちゃったけど、寒いのか寒くないのかわからなくなるくらい混乱が止まらない。
2｢これつけてて、｣
すると、海先輩が手に持っていた青いマフラーが私の首に巻かれた。
…いつもの海先輩の匂いがする。
『いいんですか？！
海先輩が寒いんじゃ…』
2｢大丈夫、俺練習あがりだし｣
じゃあ行こっか、と私の頭を軽く撫でてから、帰り道を歩き出した。
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なぎ(プロフ) - まるさん» 大変申し訳ございません。確認の上、解除致しました。こちらの確認不足で不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。 (2018年12月20日 6時) (
レス) id: 8a4cbf7c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる - それでなくてもオリジナルの新着には二次創作が溢れかえっています。違反作品をこれ以上増やさないで下さい (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とか言う軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方ない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴやな | 作成日時：2018年12月20日 0時
