*** ページ19
3 Side
3「Aー?」
『………』
3『A、怒ってんの?』
『…怒ってない』
声怒ってるけど。
怒ってるというよりかは拗ねてるの方が強いか。
3「Aこっち向いて?」
『…やだ』
3「やだじゃない」
『イヤ』
3「おま…、コラ」
子どものイヤイヤ期かって。
どう考えてもこのままじゃらちあかないから、A
の肩を掴んで無理やり俺の方を向かせる。
『…なに』
3「んまぁ…あれだ、今日は運が悪かったんだよ」
『……』
3「普段使いすぎたんだよきっと」
使いすぎたってなんだ。
俺の語彙力も死んできたぞ。
『……ごめん』
3「…?!えっ、あ、おう…」
すると、いつもよりもだいぶ早く、Aの方から折れてくれて動揺していると、向かい合っている状態だったからそのまま俺の胸に頭を押し付けてきた。
3「どした。
今日は甘える日?」
『ん〜…
…ぎゅーってして?』
…これはずるい。
今日は甘える日かと思っていたら、押し付けていた頭を上げて、究極の上目遣いで俺を見てくるA。
しかも言い方があざとい。
3「ほんっとズルいよな」
『ずるくない。
はやく稜雅』
さっきよりも更に力を強めて抱きしめてくるA。
俺もAの背中に腕を回す。
『…今日だけ、特別に許してあげるよ』
3「おま、さっき謝ってたろ。笑
許したんじゃねーのかよ笑」
『…ちがうもん』
3「そりゃ、許してくれてどうも」
『ねぇ』
顔だけ上に向けて、俺を呼ぶA。
…かわい。
って言うのは置いといて…
3「なに?」
『すき』
3「急に?笑」
『稜雅は?』
3「なにが?」
『すき?私の事』
3「んー」
あえて言わずに濁してみると、Aの顔がどんどん険しくなっていく…笑
『ふん、やっぱ稜雅きらい』
3「うそうそ、好きだよ」
俺の方を向くのをやめて、そっぽを向くAにそういった後軽くキスを落とすと、今度は顔がほんのり赤くなっている。
『…ズルいのどっちよ』
3「はは、かわい」
頭を撫でると、照れ隠しなのかまた俺に顔をうずめるA。
こう見えてすごいゲーマーなくせに
ある意味甘え上手なとこが憎めないから悔しい。
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なぎ(プロフ) - まるさん» 大変申し訳ございません。確認の上、解除致しました。こちらの確認不足で不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。 (2018年12月20日 6時) (レス) id: 8a4cbf7c6d (このIDを非表示/違反報告)
まる - それでなくてもオリジナルの新着には二次創作が溢れかえっています。違反作品をこれ以上増やさないで下さい (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とか言う軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方ない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月20日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴやな | 作成日時:2018年12月20日 0時