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〜貴方 side〜
次に連れてこられたのは、作業部屋の隣の部屋。
大きなベッドが一つと
サイドボードの上に間接照明。
シンプルな、そしてすごく綺麗な寝室。
……だけど気になることがひとつ。
『ベッド、一つだけ……？』
「せやで？」
『あ、ハイ……』
さも当然のように言い放つのんちゃんに
私は反論する気も起きず。
ここで今日から一緒に寝るの！
いっぱいぎゅーして、やで
なんて言う嬉しそうなのんちゃんを見たら余計に。
その後、お風呂やトイレ、キッチン、クローゼットを案内してもらって。
あと、先程の宣言通り荷解きを手伝ってもらった。
まぁ荷解きと言っても買い足す前提で少ししか持ってきてなかったからすぐ終わったんだけど。
時刻は夕方の4時。
少し……いや、かなり早いけど
お腹が空いたのでのんちゃんと二人で夕飯を作った。
『「いただきます」』
ダイニングテーブルに、隣同士で座って夜ご飯を食べる。
何気ない話をして
洗い物も済ませて。
夕方の5時半。
「んふ。やっとのんびりできるな」
『そうだね』
全て一段落着いたので、のんちゃんと並んでソファーに座った。
目の前のローテーブルには缶チューハイが2本。
プルタブに指をかけると、
プシュ、と心地の良い音。
「Aと晩酌……」
『ん？』
「いや、俺ら高校生だったのにもう成人したんやなって思って」
『そうだねぇ』
時間の流れって早い。
最近よりそう感じる。
……なんて、大人ぶったようなことを考えながらお酒を胃に流し込む。
私がアメリカに行った時、のんちゃんは高校三年生で
まだデビューする前だった。
なのに今隣にいるのは、
とっくにハタチを超えてデビューもして人気アイドルになったのんちゃん。
なんか、のんちゃんがすごく遠い人に……なっちゃった、ような。
そんな気がする。
『……のん？』
「ん？ どした？」
私はお酒をテーブルに置いて、のんちゃんのお腹に腕を巻きつけた。
そのままぎゅーってして、横からのんちゃんに抱きつく。
……細くて、硬い。
「な、なに？ どしたん？ 酔った？ 可愛くて俺死にそうなんだけど……、」
『んーん。酔ってない
なんとなくくっつきたくなっただけ！』
「……可愛い死ぬっ、俺死ねる。無理や……！」
『何言ってんの』
目を閉じると、のんちゃんの体温が心地よくて
このまま寝てしまいそう。
相変わらずのんちゃんはなんか言ってるけど
全部無視してテレビの音に耳を傾けた。
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ハルカ(プロフ) - 真白さん» コメントありがとうございます！ 結婚人気なので参考にさせていただきます！ (2022年2月6日 1時) (
レス) id: 00c5a72e6d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - あおこさん» コメントありがとうございます！ 橙色さん……！ とってもいいですね！ 思いついたら投稿しようと思います！！ (2022年2月6日 1時) (レス) id: 00c5a72e6d (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます！ エンディングが考えあぐねているので参考にさせていただきます……！ (2022年2月6日 1時) (レス) id: 00c5a72e6d (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - このお話すごく好きでキュンキュンしながら読んでいます。他のコメントでもあるようですが私もこの2人には結婚してほしいと思っています。これからも更新楽しみにしています。 (2022年2月5日 15時) (レス) @page50 id: 7063b7f5cb (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 主様、、大好きですこのお話、、！自分的には橙色さんにこのくらい愛されたい願望が生まれはじめてるのでもしお話が浮かびましたら主様に橙色さんのお話を書いていただきたいです！読める日を勝手に楽しみにしてます！ (2022年2月3日 2時) (レス) @page50 id: 2372b71d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2022年1月1日 14時
