泡沫のように消えた君（2） (ページ19)

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素直になるページ19

急な優吾からのカミングアウトに驚きが隠せない私

ただのフォローでしょ、そこまで嘘つかなくなって、

髙「言っとくけどフォローとかじゃないからな」

『 …… 』

『なんで、あの時…いや、言う隙もなかったんだよね』

髙「無理にでも引き止めとけばって思ってるよ」

『そっか、』

優吾は恋愛に関して奥手で、好きな人が出来ても

そっと遠くから見守るタイプ

だからこうして、好きと言われ嬉しい気持ちもあるけど

やっぱり、

『ファンの人、裏切る気分になる』

髙「え？」

『優吾にリアコしてる子いるはずだし』

『そんなの、申し訳… 』

髙「それはさ、」

『なに？』

髙「 Aが逃げてるだけじゃないの？」

逃げてるだけ、？

そんな訳ない

髙「怖がってるから、理由付けて離れようとしてさ」

髙「俺別に誰に何言われようが気にしないよ」

『 …… 』

気にしない、って言葉は凄く響いて

あ、私悪く言われるのが嫌で、意見を気にして

自分の中でダメだなんて付けてたのかな

私の素直な気持ちって

髙「 Aが本当に俺とどうなりたいか、素直に言ってみてよ」

今の私には十分すぎる言葉だった

本当は→←なんでしょうか