42:男装と奮闘。 ページ7
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『タオルここに出します!』
『ドリンク持って行ってください!』
『さっきの練習の様子をまとめたんで見ておいてくださいね!』
あー、忙しい忙しい。
テツでもよしかずでも呼んで手伝ってもらえば良かったー。
でも、しみさんも前はこんな状態だったんだもんなー。
じゃあ、頑張らないとなー。
「…ぃ、……ぉいっ!」
『どゎっ!?』
「お前、大丈夫か?」
『田中ぁ、驚かせないで。』
部員それぞれがタオルとドリンクを取って、ひと段落ついた時に田中が来た。
タオルを頭に乗っけてドリンクを飲んでいる。
………なんというか、首元とか鎖骨のとことかに汗が流れてる姿って…、
『カッコいいよ、田中。』
「はぁ?どうした、お前。変だぞ?」
『僕って髪がサッパリしてる人が好きだから坊主も良い。』
「…変なヤツ。」
あ、絶対に照れてるな、田中。
ちょっとした休憩時間に、僕のところに来て話し相手になってくれる田中に感謝です。
おかげさまでリフレッシュできたどー。
『よし。田中、後半もがんばれー。』
「おう!お前も一人だけどがんばれよ!」
「龍!」
『ほら、お前の相棒、西谷くんが来たぞ。行ってこーい。』
「?俺って龍の相棒なのか?」
んー、と悩み出すノヤ。
あー、可愛い。可愛いからこっちを見ないで。
純粋な目で見られたら、僕ドキマギするから。
『さ、もうひと踏ん張りしますかー。』
「頑張れー。」
『あ、縁下!』
ニコッとする縁下。
笑顔、ありがとうございます!
よっしゃ。
縁下の応援のおかげでやる気出たぜ。
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虚弱兎(プロフ) - 続編おめでとうございます!!相変わらず、しつこくなくサラッとさわやかな文体で憧れます(>_<)更新頑張って下さいね。応援しております!! (2015年8月20日 16時) (レス) id: 270a86d3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:に ゃ 。 | 作成日時:2015年8月14日 21時