41:男装とお願い。 ページ6
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『みっなさーん。お待たせしましたー。』
「遅い。月島は来てるのになんでお前は遅くなってるんだ?ん?」
『ちょ、大地さん、怖い怖い。』
ニッコニコで近づいてくる大地さん。
あ、スガさん逃げた!
ずるい!ツッキーも見て見ぬフリだ!
「ほら、早く準備しろよ?清水たちが待ってる。」
『しみさん!やっちゃん!ちょっと待っててくださいね!!』
「……おい。」
2人が待っててくれてるなら早くしなければ。
パパッと着替えてやるぜ。
「あ、Aさん!片付け終わったんですか?」
『うん。遅れちゃってごめんよ、日向。』
「いえ!お疲れ様でした!」
『………うん。日向は可愛いなぁ。』
ぽかんとしたあとに慌てだす日向。
やっぱり天使だ。
僕の目に狂いは無かった。
『あ、日向。やっちゃん達がどこにいるか知らない?』
「あ、さっき部室を片付けに行くって言ってました。」
『おっけー、了解です。ありがとう。』
皆さんが休憩してるうちに体育館から出て、部室へと向かう。
何気に広い部室に着くと、一応ノックした。
『しみさん?やっちゃん?います?』
「あ、待ってた。」
「お疲れ様です!!」
ドアを開けると色々なものがごった返していた。
その中で座り込んでいる2人。
『また随分と色々出しましたねー。』
「ごめん。まだ全然終わりそうにないから体育館の方、お願いできる?」
『え?僕一人ですか?』
「うん。がんばれ。」
しみさんの隣で申し訳なさそうにするやっちゃん。
……そんな顔されたら断れないじゃないっすか。
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虚弱兎(プロフ) - 続編おめでとうございます!!相変わらず、しつこくなくサラッとさわやかな文体で憧れます(>_<)更新頑張って下さいね。応援しております!! (2015年8月20日 16時) (レス) id: 270a86d3c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:に ゃ 。 | 作成日時:2015年8月14日 21時