馬鹿も風邪をひいたら流石に気づく。《ハイキュー!!》 (ページ4)

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39：男装とハプニング。ページ4

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______ガタッ

「っ危な！」

『うえっ！？』

背中に温もり。

肩に当てられた手。

それらは抱きとめられてるっていう証拠で…。

『な、ななななんで！？』

「なんでって転ぶからデショ……。」

そりゃね！ケースを上に乗せた安心からトンボを踏んで転んだ僕が悪いね！！

でもさ、なんでいるの！？

なんで抱きとめられてるの！？

照れるよ！？僕だって照れちゃうよ！？

「……女子っぽい声出さないんですね。」

『ごめんね！うえっとか出してごめんね！！』

「なんかキャラ変わりました？」

『パニック！！』

なんかよくわからなくなって手足をばたつかせたら、月島の足を思い切り踏んだ。

「い"っ！」

『わー！ごめんなさい！』

「も、暴れないでください…。」

ぎゅっと首に回る腕。

男らしい骨ばった腕で、僕のタイプど真ん中。

……でも、

『く、るし…！』

「……静かになります？」

『普通はさ、そこは抱きしめるんじゃないの？首絞めるって何？』

「一番手っ取り早い方法かな…と。」

『死ぬわ！』

首の締め付けが緩くなる。

と、ふわっと首に両手が回された。

今度は完璧に抱きしめられてる。

「これならいいですか？」

『いやいや、ツッキー？おかしいでしょ？』

「……別に僕はおかしいと思いませんケド。」

耳元で言われるからくすぐったい。

最近さ、スガさんにもやられたけど僕って耳弱いのかね。

______ガチャ

『「……あ。」』

心の中で噂してたからかな？

………見られちゃった。

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