検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:7,437 hit

好意のぶつかり合い。【木兎・木葉・赤葦】 ページ7

.




『木葉さーん。』

「…んー?」

『タオルです!…あ、あとドリンクも!』

「お、さんきゅー。」


我が梟谷の男子バレー部のマネージャーの一人、三浦A。

入部して間もない一年生だが、仕事熱心で部員からも可愛がられている。

………まぁ、可愛がりすぎの奴らもいるけど。


「Aー!俺には!?」

「木兎さん、大声で言わないでください。Aが困ってます。」

『木兎さん、赤葦さん。…あちらでお受け取りください。』


ニコッとしてAが手で示した方は他のマネージャーがいるところ。

そこには俺ら以外の部員が集まってる。


「なんだよー!相変わらず木葉だけかよー!」

「……贔屓…。」

『赤葦さん、ぼそっと言っても聞こえますから。』


ね?、とでも言いたげに俺を見るA。

あー、ちくしょ。

可愛いな。


『あ、木葉さん。さっきのサーブ、カッコよかったです。』

「まじ?今日のサーブは調子いいかも。」


にこりと笑って返せば、ふふっと笑う。

時折見せる大人っぽい顔が、更に俺らの気持ちを持っていくんだ。


「俺のスパイクは!?カッコよかっただろ!?」

『…そうですね。それを言わなければカッコよかったです。』

「……俺は…?」


……あ、赤葦あざとい。

首を軽く傾げて聞くとか…。

ほら、Aも少し戸惑ってる。


「……ね、俺はどうだった?」


赤葦…、今日は攻めるな……。




next→


.

・2→←・2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

迷人 - このお話、キュンキュンしかしませんね…。爽やか文章、羨ましいです。テイクアウト可能ですか…? (2015年8月15日 2時) (レス) id: 0a7f61b567 (このIDを非表示/違反報告)
虚弱兎(プロフ) - 新作おめでとうございます!!短編集とても素敵です!!爽やかな文体とよく似合いますね!!憧れます(>_<)更新、無理せず頑張って下さいね~!応援しております!! (2015年7月30日 22時) (レス) id: bf235a5d37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:に ゃ 。 | 作成日時:2015年7月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。