川端さん家の兄と妹

シスコンなお兄ちゃん ページ3

Aside

どうも、川端Aです！

慎吾｢ねーお兄ちゃん心配なんだけど｣
｢とりあえず黙れ｣
慎吾｢すいません｣

あ、このしつこい人は私の兄です
川端慎吾です、校内では爽やかイケメンって呼ばれてるぐらいイケメンらしいです

｢あ、おーちゃん！｣
慎吾｢お兄ちゃんどこに行けば？｣
｢とりあえず、そこらへんに隠れてて｣
慎吾｢おけおけ｣

私を見つけて颯爽と来たのは同い年の小川泰弘
あだ名はライアン

小川｢ごめんな、夜なのに｣
｢ううん、大丈夫だよ｣
小川｢なんだか殺気を感じるから早めに終わらせるよ｣

殺気…？まさか！？
振り返ってみたらお兄ちゃんがおーちゃんのことを威嚇してた

｢気にしなくてもいいよ｣
小川｢そー？じゃあ、伝えるね｣
｢うん！｣
小川｢あのさ、今度の日曜日デートしない？｣
｢あぁ、全然構わないよ笑｣
小川｢ほんと！？よっしゃー！｣
｢そんな喜ぶものかな？｣
小川｢嬉しいんだよ！笑｣

凄く喜んでいるけど明日から大変そうだよなぁ…
お兄ちゃんも厄介なんだけど、もう一人いるんだよね

小川｢あ、哲人には内緒だからね｣
｢わかってるよ、哲人にバレると大変だし｣
小川｢だね、じゃあ日曜日な｣
｢うん、わかった！｣

とおーちゃんとのデートの約束をして帰ろうとしたら

慎吾｢おーい！｣
｢あ、忘れてた｣
慎吾｢それは酷い｣
｢まぁまぁ、帰ろ｣

学校では本当に喋らないほどカッコイイのに家帰って二人っきりになると馬鹿みたいにデレデレしてくるから少し戸惑う
どっちが本当のお兄ちゃんなのかわからない

｢お兄ちゃん｣
慎吾｢ん？｣
｢どっちが本当のお兄ちゃん？｣
慎吾｢どゆこと？笑｣
｢クールな方が本当のお兄ちゃんなのか、それともデレデレしまくるお兄ちゃんなのかわからない｣

うーんっとお兄ちゃんが首を傾げだら
どっちなんだろうねと笑って返された

｢クールなお兄ちゃんも好きだけど、デレデレなお兄ちゃんも好きだよ？｣
慎吾｢それはどうも笑｣

お兄ちゃんは頭を撫でて、先に行こうとした

｢待って！｣
慎吾｢どうした？笑｣
｢先に行かないでよ泣｣
慎吾｢あ、暗いのダメだったんだっけ｣
｢もーお兄ちゃん嫌い｣
慎吾｢ごめん！許して｣
｢許す｣

こんな妹に甘い兄ですが宜しくお願いします！

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