高橋学園へようこそ！

もーいくつ寝ると ページ10

時は過ぎて10月…中間テストも近いのだが生徒にとって楽しみな行事もある

A｢もーいくつ寝ると〜♪｣

菊池｢文化祭〜♪♪｣

A｢ってことで、中間テストも近いのですがうちのクラスだけ決まってないので何やりますか？｣

なんとなくクラス委員長になってしまった私と候補が多すぎて死闘が繰り広げたじゃんけん大会で勝ってしまった涼ちゃん

鳥谷｢他のクラスは何やるんだ？｣

A｢えーっと…1個下の辛いさん先生のクラスはメイド喫茶、お隣の能見先生のクラスはお化け屋敷ですかね｣

菊池｢誰かなんか提案とかない？｣

ザワザワし始めて周りの人と話し合ったら、丸ちゃんが手を挙げた

A｢丸ちゃん、なんかある？｣

丸｢メイド喫茶と被るけど、俺らは男子が女装するメイド喫茶にすればいいんじゃない？｣

A｢なるほど…じゃあ、他に案がなかったらこれにするけど？｣

"面白そうじゃね！"とか
"女装か…ウケ狙いだったらいいかもね！"という声も聞こえた

菊池｢反対とか居ないよな？｣

A｢じゃあ、うちのクラスは女装喫茶ってことで！｣

提案書に"女装喫茶"と書いて生徒会長の所に放課後提出しに行こうと思った

小林｢でも、Aは男装でしょ？｣

A｢そうだね！楽しみだ！｣

ホールと裏方さんは交互にやっていかないとな…
なんて考えてたら隣の席の広輔くんが話しかけてきた

田中｢女装する服も買ってこないとダメだよね？｣

A｢あー！買い出しもか｣

すると鳥谷先生が私の机に封筒を置いて中身を見たら…諭吉が2枚入ってた

鳥谷｢やるからにはちゃんと成功しろよ｣

A｢鳥谷先生…ありがとうございます！｣

諭吉2枚をちゃんと鞄の中に入れて、放課後広輔くんと買い出しに行くことにしたが涼ちゃんも付いて行きたいらしく3人で行くことにした


A｢あぁー！追加で言うかもしれないからちゃんとグループLINE見てね！｣

｢｢はーい！｣｣

そして鳥谷先生の短いお話でHRが終わり、私は生徒会長の所に行こうとした

高木｢Aちゃん、さっきお兄さんが呼んでたよ｣

A｢えー、マジか｣

高木｢なんか深刻そうな顔してたけど…｣

A｢…いつものアレか…ありがとう(笑)｣

高木｢いえいえ、じゃあね(笑)｣

最近忙しくてたかはやと絡んでないけど寂しくないのかなとふと思ってしまった

確か生徒会長とお兄ちゃん同じクラスだったようなフラフラと3年生の階でお兄ちゃんと生徒会長を探している私です

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