ハマの天使ちゃん

ひなクラの恋 その3 ページ46

倉本side

【倉本さーん！】

倉本『…なんですか』

最近俺についてくるこの女子アナ
最初はお淑やかな感じの女の人だと思ってた

ある日を境に俺とAが話せなくなった
コイツが俺に弱みを握ってきたからだ

【次、日向選手と話したらバラしますよ】

見せてきたのは俺とAの秘密の場所で2人っきりで星空を眺めている所だ

倉本『つけてきたんですか？』

【クラさんを手に入れるためには何でもしますから】

倉本『怖い女ですね、あと…クラさんって呼んでいいのAだけなので』

そう女をあしらって俺は練習に向かった

石川『倉本ー』

倉本『雄洋さん？』

石川『最近Aがクラのことで悩んでるんだけど…なんかした？』

倉本『いや…特になんも』

石川『そっか、でもA泣かしたら許さないからな』

そう言って雄洋さんはどこかに行ってしまった

倉本『あーも！なんなんだよ』

今日はなんか調子が悪く感じたので、早めに帰宅してある場所に向かった

倉本『落ち着くなぁ…』

人気のない山の上
空を眺めると綺麗な星空が広がっている

A【クラさんとまた来たいです！】

なんて言っていたAを思い出してしまった
あの頃は本当に幸せだったのに…

A｢クラさんっ！｣

名前を呼ばれたので振り向くと
愛しい人がそこに居た

倉本『A？』

Aは俺に抱きついてきた…そして

A｢私っ、ずっとずっとクラさんの事が大好きで、これからもずっと、クラさんの傍で支えてあげたい、もう、クラさんに辛い思いさせたくない…だから！｣

Aは俺に｢私と付き合ってください｣
と告白をしてきた

返事は……もちろんOKに決まってる

倉本『A、顔上げて』

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