守りたい ページ21
−倉本side−
倉本『派手にやったな』
A｢すいません…｣
手が血だらけだったAを病院まで送って
今はAの住んでいるマンションに送っている
あんなに人前で泣いたAは初めて見た
A｢あの…家に寄ってきませんか？｣
倉本『え、でも俺寮だし…』
A｢寮長にはなんとか言っておきますから｣
倉本『それならいいけど』
初めてAの部屋に入ることになった
入ってみると意外と整理整頓されていた
A｢寮長に言っておきましたよー｣
倉本『早いな…それよりさ』
A｢なんですか？｣
倉本『なんであんな事になったのか教えてくれないかな？』
Aは一瞬止まったが俺の方を振り向いて
いいですよと言ってくれた
Aはソファーに手招きをして一緒に座った
A｢私、昔ストーカー被害に遭ってたんですよ｣
Aが話してくれたのはとても誰にも話せないような過去だった
A｢傷跡見ます？｣
倉本『うん…』
Aは左腕の袖をまくって見してきた
そこには痛々しい傷跡が残っていた
A｢…っ、クラさん？｣
倉本『このままでもいい？』
A｢いいですよ｣
俺はAの腕を引っ張って抱きしめた
こんな華奢な子に酷いことをするなんて許せない
倉本『なぁ、そいつどんな格好してる？』
A｢…横浜ファンの格好をしてます、それで…｣
すると突然チャイムが鳴った
こんな夜遅くに普通来るわけがない
A｢クラさんっ…｣
今にも泣きそうなA
大丈夫だからとそうAに言ってAと俺は玄関に向かった
『Aちゃーん、居るんでしょ？』
A｢…っ！｣
倉本『お前誰だよ』
『え？男？勝手に男作らないでよ、ねぇ〜』
Aは俺にしがみついていて、声を押し殺している
相当なトラウマだったんだろうなと思った
倉本『Aは…Aは俺の大事な女だ、2度と近寄るな！』
すると物音がしなくなり
ドアスコープを見たら誰も居なくなっていた
倉本『居なくなったけど』
A｢クラさん…あの…｣
少し照れているA
何かあったのか一瞬分からなかったけど思い出した
倉本『いや、あれは…その』
A｢気にしてないので！｣
スタスタとリビングに行ってしまったA
やばい…明日からどう接していいのかわからない
A｢ソファーで寝るので、クラさん私のベットで寝てください！おやすみなさい！｣
倉本『えぇ…おやすみ』
次の日はとても気まずかった1日でした
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なるみ(プロフ) - とっても楽しく読ませていただいています続編も期待しています (2018年5月28日 16時) (
レス) id: 1bb4345cd6 (このIDを非表示/違反報告)
mm - 砂田選手お願いします! (2017年10月17日 17時) (レス) id: 7a963ff1ec (このIDを非表示/違反報告)
momonasu(プロフ) - はじめまして！理想のお話過ぎて何度も読み返してます。野手陣のお泊まり詳しく読んでみたいです！！お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします！！ (2017年10月12日 2時) (レス) id: 00d7c1b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 石田健大選手お願いします〜〜！ (2017年10月9日 13時) (レス) id: 45b184216f (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています。倉本さんとのお話がもっともっと読みたいです！ (2017年10月9日 2時) (レス) id: 2ea7ebf584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっち x他1人 | 作成日時：2017年8月25日 8時
