検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:7,493 hit

story5 ページ6

坂本side

A「(ボーッ)」

坂本「おい、A」

A「ぬわっ!勇人?」

さっきからAがぼーっとしている
何があったんだ

坂本「なんかあった?」

A「……なんもないよ!」

いやいや、その間はなんやねん!
絶対あるやんけ!!

川端「Aちゃん居る?」

A「あ、川端先輩」

川端「今日一緒に帰ろ」

すると俺の方を見たA
なんかすげー困ってる顔してる…犬みたい

川端「無理ならいいけど…」

A「いや!一緒に帰りましょ!」

川端「やったー!じゃあ、昇降口で待っててね」

嬉しそうに帰った川端さん
「はぁ…」っとため息をついたA
え、嬉しくないのかな

A「勇人とパフェ食べたかった…」

坂本「パフェなんていつでも食えるから、川端さんと帰りな」

A「勇人…明日は絶対食べようね!」

ニコニコして俺の方の見ているA
やっぱり笑っているAは好きやわ

坂本「ちょっ、トイレ行ってくる」

A「あぁ、行ってらっしゃい!」

あんなまじまじ見られたら照れるわ…
男子トイレに入ろうとしたら、川端さんの声が聞こえた

川端「今回の子、おもろいわ」

今回の子…?Aってことか?
俺は息を潜んで聞いていた

川端「割とタイプやから落としちゃおっかなー」

『ちょっと天然系な子、慎吾は好きそうやね』

川端「Aちゃん、本物の天然っぽいからね」

とゲラゲラ話している川端さん
なんかちょっとムカついてきたな…

「何してるんですか?」

坂本「おぉ…って哲人かよ、心臓に悪いな…」

山田「あ、慎吾さん」

トイレから出てきた川端さんが俺の顔を見てニヤッとした
すると俺は川端さんの胸倉を掴んでた

坂本「Aになんかしたら許しませんよ」

川端「フフッ…Aちゃんは勇人のものじゃないだろ?」

久々に黒い川端さんを見た
信頼してる人にしか見せない本当の姿…
俺の手を払い除けてどこかに行った川端さん

山田「…やっと好きな人できたんや」

坂本「え?」

山田「慎吾さん…実は……」

哲人から聞いたのは衝撃的だった
そんな過去があるとは思ってもなかったから
こっそり川端さんに尾行して行ったら、屋上に着いた

川端「……貴方に会いたいな」

とポツリ屋上で呟いている川端さんはさっきの黒い雰囲気は無く、とても寂しそうな表情で青空を見ていた

story6→←story4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃあ - 面白かったです!更新はされない予定でいらっしゃいますよね…。 (2020年1月31日 23時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白かったです!川端選手と一緒で、嬉しいです (2019年2月2日 22時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆか | 作成日時:2017年1月18日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。