黒王子様とワンコちゃん

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ワンコちゃんside

私の名前は村松Aです！
寝坊して慌てていたら、誰かにぶつかって平謝りで終わっちゃったけど…大丈夫かな？
と思って教室に着いた

A｢はぁっ…っセーフ！？｣

坂本｢遅いわ、アホ｣

A｢ぐぬぬ…｣

坂本｢はよ、グラウンドに行くで？｣

こいつは坂本勇人。
中学の時から同じクラスで腐れ縁なのか高校まで同じクラスになった
まぁ…私の親友ですかね！

A｢そー、勇人聞いて！｣

坂本｢どないしたん？｣

A｢今日な、誰かにぶつかってしもーて｣

坂本｢お前はほんまに前見てないというか…｣

A｢まぁ…急いでたし｣

坂本｢ぶつかった人とか覚えてる？｣

A｢うーん…｣

どっかで見たことのある顔…思い出せない

坂本｢思い出せへん？｣

A｢うん｣

坂本｢そっか…思い出したら言ってや｣

A｢わかった！｣

私と勇人は準備体操を念入りにやって、サッカーの練習を始めたが…なんか視線を感じる

A｢ん？｣

川端｢(ｼﾞｰｯ)｣

A｢誰だあの人｣

その人を見ていたら勇人が蹴ったボールが頭に当たった

A｢痛ってぇー！｣

坂本｢そんなボケーッとしとるからやろ？｣

A｢ごめん…｣

そんなこんなで勇人とサッカーの練習をしていて、朝のHRに遅刻しそうだったので急いで帰ったら

畠山｢遅刻ギリギリね｣

坂本・A｢｢すんません！｣｣

えへへって勇人と一緒に笑ってたら、担任の畠山先生は許してくれた
山賊っぽいけど優しい先生です！！

A｢はぁー王子様現れないかな｣

坂本｢また言っとる｣

A｢しゃーないやん｣

まさか白王子様じゃなくて、黒王子様が現れると私はその時思ってもいませんでした

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