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月が先生方がいる庵に戻ると
「わー、同じ顔…(笑)」
美月の母親とｽｺﾞ腕は一人ずつだが、お互いの世界の学園長を筆頭に、其々の世界の者達と別れて座っていた。
利吉「もう傷はいいのか！？」
「えーと、僕の方の世界の兄上ね？大丈夫だよ？これくらい」
利吉「よかった」
月は二人の学園長に誘導され、二つの世界の者達の間に座る。互いの世界の者達は何とも言えない空気を漂わせていた。
学園長『驚いたよ。まさかお主がもう一つの世界の住人じゃったとは』
「黙っててすいませんでした。あ、話し合いは済みました？先程確認したら天女は消えてましたので、次期に皆が目を冷ますでしょう」
学園長「ならば、あとは三年前の問題だけか」
月が頷きつつ、こちらの世界の家族を見る。
山田は両端を息子と妻に囲われ、未だに泣いていた。
「こちらの父上？泣きたいのは山々だと思いますが、一番泣きたいのは美月ですよ？」
少しきつめに言うとすまない、と情けない声が庵に響く。
「こちらの世界の皆さんは話は聞きましたよね？まだ信じられませんか？」
土井『…いや』
すぐには受け入れられないと月も分かっている。今までつらく当たってきた人物に今さらどんな態度をとればいいのか分からないだろう。
「美月は償いとか求めてないでしょう。少し素直になりましょう」
でも、と、月は付け足す。
「僕が望むのは今や、美月の幸せ。美月が望むなら僕にだって考えの一つや二つ…あります」
山田「月？お前は何を考えている」
「上級生にも言ってきました。一人でも考えが改まることなく、美月が望むなら…美月を僕らの世界へ…もしくは、この世界で美月が生きたいようにさせてあげてください」
『『なっ！？』』
「「っ！？」」
小松田「本気なの！？」
山田『…いや、あの子の気持ちを尊重したい』
利吉『私もです。どんな結果でもいい。私は…あの子を幸せにできなかった』
妻『そうね。貴方に一任するわ』
皆が驚いたように見るが、誰も止めることはなかった。
「では…そろそろ上級生が戻ってくるでしょう。美月のところへ行きましょう？」
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ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» リア友とも相談して全てのENDを載せることにしました！時間はかかってしまいますがよろしくお願いします！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - 結末のアンケートは、三年間の時間を取り戻すに一票でお願いします。 (2017年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 36732e8268 (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» 書いててマイペース過ぎるだろ！これ！って思ってました（自分でも）。でもタカ丸さんのイメージが…！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ミラ@サブさん» はい！頑張ります！応援ありがとうございます！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - 月子さん» 書いてて私もそう思いました(笑)私の考えるタカ丸のイメージとは…一体… (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2017年9月17日 23時
