１８８ 伊作VS伊作 ページ44
★美月side(月ちゃん)
伊作『そ、そんな…嘘だっ！』
お、よーやく見つけた！木々の間を通り抜けると、少し開けた所に伊作はいた。
「いさっくん！今、どんな？」
ﾄﾝｯと、側へ足をつく。
伊作「月ちゃん！こっちの僕ね、案外物分りいいみたいだよ(黒笑)」
…伊作さん？どんな手を使ったか知らないけど…そちらの伊作さんめちゃくちゃボロボロっす…
伊作『ねえっ！君達の話は本当なの！？』
僕は…こちらの世界に来てから気になっていた事があった。それを解決するため、そちらの伊作さんに近づく。
「ねぇ…もしかして…美月は無実だって気づいていたんじゃない？」
伊作『っ！』
伊作「何だって！？」
今にも掴みかかりそうないさっくんを視線だけで制する。
「君だけさ…時たま、表情が違ったんだ…簡単に言えば、君の口から出る言葉に感情がなかったんだよ」
自分で言うのもなんだけど、僕や小平太は人の感情に敏感だ。小平太の場合は何でもかんでも適当に済ませてしまいそうだが、あの明るさや元気さは彼なりの気遣い。
伊作『…気づいてたというよりは…僕の頭に残る記憶の断片が…少し前から戻ってきていた。だけど！いまさら言えるわけないっ！美月を傷つけたんだよ！？いまさら…！それに山田先生は記憶がない！僕だけの証言が通じると「ふざけないで！」っ！』
伊作「なんで！？君の一言が…未来を変えたかも知れないのに！確かに…信じてもらえないかも知れない！だけど！美月を支えることができたかも知れないんだ！」
伊作『か、簡単に言わないでよ！あと一年…あと一年だけこの学園を過ごせば…何もかも終わっていたのに！』
「だまれっ！それはお前の都合だろ！？美月は一生苦しみ続ける！それは自己満足だ！」
伊作『っ！』
「……それにさ、君…もう天女様の妖術にかかってないよね？」
伊作『なっ！？』
「そもそも本当に妖術にかかってた？天女様が薬やら何やら体から放ってはいたけど…薬の扱いに馴れた保健委員の君がかかる？」
伊作「僕も…こっちの世界で妖術にかかったけどすぐに解けたよ」
「つまり！自分の身を守るために…美月と皆の関係を今まで通りに維持するために天女様を利用したんでしょ？」
伊作は膝から崩れ落ちた。
「もし…考えが変わったなら…学園に皆で話し合って来なさい。一人でも考えが変わらないなら…僕は…」
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ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» リア友とも相談して全てのENDを載せることにしました！時間はかかってしまいますがよろしくお願いします！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - 結末のアンケートは、三年間の時間を取り戻すに一票でお願いします。 (2017年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 36732e8268 (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» 書いててマイペース過ぎるだろ！これ！って思ってました（自分でも）。でもタカ丸さんのイメージが…！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ミラ@サブさん» はい！頑張ります！応援ありがとうございます！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - 月子さん» 書いてて私もそう思いました(笑)私の考えるタカ丸のイメージとは…一体… (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2017年9月17日 23時
