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☆山田side
その時、
「しっかりしろよっ！！！山田伝蔵っ！！！お前っ！！美月のっ！……僕らの父親だろっ！！？教師だろっ！！！だったら娘を悲しませてんじゃねぇよっ！！淋しい思いさせてんじゃねぇよ！！思い出してよっ！！」
私は回りの空気が変わったのがわかった。
いや、動揺をしていたのは私自身だ。
山田『(っ！頭がっ！私は父親？？なんだ？なんなんだ！娘？それは私の？なんだなんだなんだなんだなんだなんだなんだ？？？)』
混乱する私と回りの者達はただ彼女達を見ることしか出来なかった。
彼女達の背には美しい月が輝き、まるで見守るかのようだった。いや、見守るとかじゃなく本当に月が似合っていたのだ。
「なんで誰も助けてあげないの！？暴力で支配して可笑しいと思わないの！？愛されないって辛いよ？裏切られるって苦しいよ？なんで話を聞いてあげないの？美月を見たでしょう？あの怪我や包帯だらけの体をみて何も思わなかった？美月にだって非はあるけど…美月を信じてあげられないの？美月は自分を隠してしまったんだよ？」
回りが呆然と見つめる中、緑花は美月を優しく立たせると再び皆にむきなおる。
「僕達は忍者のタマゴ。こんな甘いことは言ってられないかもしれないけど……君達は可愛そうだよ。仲間を信じられないなんてさ」
平『美月が我々の仲間だったのは過去のこと』
不破『和解する気も、話を聞く気もないね』
っ！そんなことを言わないでくれ……！っ！また頭が！痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いっ！
「ま、そうだとは思ったよ。だから…さ……。ねえ、目には目を歯には歯をって言葉知ってるよね？」
私がその場に座り込んだのに気づいたのは妻のみで、あとは皆、緑花の次の言葉を待っていた。
「つまりね？“忍たまには忍たまを”って言いたいの」
『！月ちゃん…まさか』
美月は促され、首に掛けていたお守りをゆっくりと緑花へと渡す。
「これは美月の宝物。そしてこれのお陰で僕と美月は会えたんだ」
皆が不思議そうに(一部は不服そうに)緑花を見るなか、空へとお守りを掲げだす……何が…始まるんだ？いや、それよりも君は君達は一体…
「お願いっ！あっちの皆！力を貸して！」
「僕の願いを叶えてっ！」
１７６ ★小平太「その頃の私達だ！どんどーんっ！」→←１７４
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ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» リア友とも相談して全てのENDを載せることにしました！時間はかかってしまいますがよろしくお願いします！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - 結末のアンケートは、三年間の時間を取り戻すに一票でお願いします。 (2017年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 36732e8268 (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» 書いててマイペース過ぎるだろ！これ！って思ってました（自分でも）。でもタカ丸さんのイメージが…！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ミラ@サブさん» はい！頑張ります！応援ありがとうございます！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - 月子さん» 書いてて私もそう思いました(笑)私の考えるタカ丸のイメージとは…一体… (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2017年9月17日 23時
