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☆山田side
突然語りだす過去の事。
旗から聞けば訳のわからない話だろう。
しかし、私は自然にその場で呟いていた。
「そして、自然にその人はいったの
『『ただいま、“美月”。おめでとう』』
って」
妻『あなた？』
驚いたように私を見つめる妻。
妻『思い……出したの？』
震える手で、私の裾を掴むが、私はなんのことだかわからない。
妻『さっき…おめでとうって…』
山田『あ……そういえば…なぜか自然に』
さっきまでの悲しそうな顔が一瞬、嬉しそうに笑った気がした。
「月の美しい夜に生れたその子の名前はね、皆を優しく包む月のように優しい子に育ちますように、皆を、そしてその子自身も明るい未来に導かれますようにっていう願いが込められてるんだよ……だから幸せにならなきゃダメ。じゃないと僕は許さないよ」ﾆｺｯ
＿＿お前は新しい家族さ
＿＿＿父上！可愛いね！僕の妹！
妹？……利吉に？？なんだこの記憶は…？
『わかってたんだね……私が、この名前が嫌いだって…私に不釣り合いなくらいだし』
不釣り合いじゃない。君は、いや、君達はその名前がふさわしい。さっきの話からして緑花とは偽名で本当に山田美月という名だろう。
「……ごめんね、美月。僕、ちゃんと美月の気持ちを考えてたつもりだった。だけど、辛いね。存在を否定されることって……僕の時とは全然違う…違いすぎるよっ」
僕の時？同姓同名、瓜二つの彼女にも同じ過去が？一体何者だ？
「ごめんっ……泣いちゃだめなのに…美月の方が何倍も辛いのに……ごめんっごめんね！」
『謝らないで……私、月ちゃんがいなかったらあのまま“死んでいたもの”……』
死だと？こんなにも苦しんでいたのか？そして次々と掛けられる重い、許されない言葉。
私は自然と口を開いていた。
山田『私は…過去の記憶がない！皆が言ってることが本当に私や伊作に起きたのかわからない……だが、目の前で生徒が苦しんでいたら月緑花のように手を伸ばすべきだった！』
これは私の罪。
山田『私にはどうしても本当のことなのか信じられない『じゃあ嘘だと証明はできますか？』そ、それは』
私は何も出来ないのか？
鉢屋『しかし、我々を怒らせ、天女様を傷つけたのは事実だ。もはや下級生も先生方も仲間じゃない』
不破『天女様の望みが学園崩壊なら喜んで答えるつもりだ』
その勢いと気迫に押され、誰も何も言えなくなり、逃げることすらも出来なくなっていた…
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ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» リア友とも相談して全てのENDを載せることにしました！時間はかかってしまいますがよろしくお願いします！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - 結末のアンケートは、三年間の時間を取り戻すに一票でお願いします。 (2017年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 36732e8268 (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» 書いててマイペース過ぎるだろ！これ！って思ってました（自分でも）。でもタカ丸さんのイメージが…！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ミラ@サブさん» はい！頑張ります！応援ありがとうございます！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - 月子さん» 書いてて私もそう思いました(笑)私の考えるタカ丸のイメージとは…一体… (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2017年9月17日 23時
