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☆山田side
『止まって……早く……』
「大袈裟だなぁ……ぼ、僕は…これくらいで死なないよ」
私の中の血が、一気に無くなるような今までに体験したことのないような感覚と、自分自身がどこかに吸い込まれそうな衝動に襲われた。
そして私の中の感情が複数入り交じり、悲しみ、悔やみ、憎しみ、後悔が一気に襲ってきた。
美月が一人で悩み抱え込んできたことと、誰にも明かさなかった自身の体中の痛々しい傷。
不思議な少女、緑花が傷つきながらも優しく美月を支え、笑顔を絶やさないその様子。
美月は私ではなく、知らない少女と共にいた。
頼られていたのは私ではない。
それが妙に悲しくて、そして三年間、なにもしてやれなかった自分を悔やむことしかできない自分が情けなかった。
私の隣では静かに、声を殺して泣く妻……。
美月と、緑花に駆け寄る利吉。
美月と緑花の存在。
ここで言うのも変だが、どこか懐かしい感じといつも美月や緑花を見て、思う不思議な感情が溢れてきた。
山田『…そうか』ﾎﾞｿｯ
妻『え？』
山田『私が美月……緑花にも感じだあの“感情”は愛しさだったのか』
妻『！』
しかし、愛しさはどこから来るのか……
ｽｺﾞ『ﾁｯ…ん？美月？』
！なんだ！？
『………』ｽｸｯ
無言で立ち上がり俯く美月の短くなった髪が風で揺れ、火の粉が美月の回りに舞う。
『……皆を……悪く言わないでっ！！』
私は…誰かの為に戦う芯の強く、優しい、まるで空に輝くようなこの少女を知っている＿＿＿＿
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ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» リア友とも相談して全てのENDを載せることにしました！時間はかかってしまいますがよろしくお願いします！ (2017年10月28日 22時) (
レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - 結末のアンケートは、三年間の時間を取り戻すに一票でお願いします。 (2017年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 36732e8268 (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ちかぱさん» 書いててマイペース過ぎるだろ！これ！って思ってました（自分でも）。でもタカ丸さんのイメージが…！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - ミラ@サブさん» はい！頑張ります！応援ありがとうございます！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
ティファニー(プロフ) - 月子さん» 書いてて私もそう思いました(笑)私の考えるタカ丸のイメージとは…一体… (2017年10月22日 11時) (レス) id: cf802c1ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティファニー | 作成日時：2017年9月17日 23時
