親友が気に入られてた【灰谷兄弟】

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『で、』

蘭/竜｢｢あ？｣｣



『なんで2人が居んのよ…』

竜｢別にいてもいいだろ｣

『私は夢見とデートがしたかったの！！』

蘭｢うるせー｣



折角久しぶりに夢見とデート出来ると思ったのに何この状況、

横に夢見、前に灰谷？の2人……テラスでパフェ食べたかったのに



夢｢ごめん、！あのね2人は私たちの事心配して来てくれたの｣

蘭｢夢見を守るためなー？｣

『守る？何からよ』

竜｢本当に俺らの事知らねぇんだな｣

『東京の事は知らない』

竜｢六本木仕切ってれば御礼参りに色んな奴が仕掛けてくんだよ。夢見使って｣

『だからその護衛って事か』



待って、コイツら夢見巻き込んでんの？ありえなさ過ぎて笑える(笑えない)

それでも夢見が2人と一緒に居るって事はそれ程2人のことが好きなんだなぁ



『所でさ、夢見はどっちと付き合ってんの？？』

夢｢へっ！？｣



素朴な疑問だったんだけど夢見の顔は茹でダコになってしまった



蘭｢どっちの彼女に見えるー？｣

竜｢俺だろ｣

『んーどっちだろ』

夢｢そんな真剣に考えないで！！どっちとも付き合ってないから！！｣



必死になっちゃって可愛いなぁ



『まぁその距離感からすると3兄妹かな？あ、でも全然カレカノにも見える』

蘭｢あ？兄妹より彼女がいいんだけど｣

『私に言われても…カレカノにも見えるから安心して

夢見、顔洗ってくる？』

夢｢ん、大丈夫…です、｣



火花が時々飛び合いながらもなんとかパフェが無くなってきた。

後は最後に取って置いたこの苺だけ！



ﾄﾞﾝｯ!



ﾎﾟﾄｯ



お皿がひっくり返るほどの衝撃で苺が床に落ちて、しまった……誰だよテーブル動かした奴



｢こんなとこで何してんだよ｣

｢仲良くダブルデートかぁ？！｣



竜｢テメェら誰｣

｢前は俺の後輩がお世話になったみたいでなぁ｣

蘭｢なーんだ御礼参りか｣

｢ここでオマエらぶっ殺してその女貰うわ｣

竜｢あ？｣

『そんなことよりお兄さんたち』

夢｢A！！！｣

『私と遊ばない？？こんなとこで喧嘩しないでさぁ』

蘭｢アイツ馬鹿だ｣



馬鹿にするように笑う蘭は後で殴るとして、目の前のモブ男を堕とすために片足を身体に巻き付け首に手を回して耳に口を近付ける



｢はっおもしれぇ女だなぁ｣



出たおもしれぇ女



｢今日はこれだけにしてやる。来いよお嬢ちゃん｣

竜｢回されんぞ｣

蘭｢アイツ色気とか使えんのうける｣

夢｢ちょっと！お願い！Aを助けて！！｣



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